「公平で穏健な植民地統治」の姿/『「日本の朝鮮統治」を検証する1910-1945』

韓国・北朝鮮

 三十五年間に及んだ「日本の朝鮮統治」――いやはや、この時節柄、なんともユーウツなテーマである。植民地支配、創氏改名、戦時賠償、竹島、従軍慰安婦(セックススレイブ!)と、止まることない日本非難のがなり声包囲網で耳鳴りがしそうである。だから、もし本書の結論の章タイトルが「九分どおり公平(フェア)だった」であることに気づかなかったら、読むことはなかっただろう。

 歴代八人の朝鮮総督のうち、寺内正毅、斎藤實、宇垣一成、小磯國昭には後に組閣の大命が降下された(最後の阿部信行は総理経験者)。

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