駅から撤去される「時計」「エスカレーター」、そして「トイレットペーパー」 だが、SNSで話題の無人駅のトイレでは“意外な光景”が…JR東日本に尋ねると
トイレットペーパー削減は進む可能性も
無人駅では、トイレットペーパーの交換のために逐一駅員を派遣する必要がある。したがって、設置そのものが負担になっているのは間違いない。そこまでの手間をかけるくらいなら、設置しないようにするか、トイレそのものを廃止してしまおうという流れになっても自然かもしれない。
こうした動きが今後、どこまで波及するのか不明である。しかしながら、青海川駅はいくら無人駅とはいえ、トイレットペーパーがないという告知の紙すらなかった。もし、用を足した後にトイレットペーパーがないことに気づいたら、絶望的な気持ちになるだろう。今後は、ローカルな駅を利用する際にはティッシュペーパーが必携になりそうである。
ただ、一般的なティッシュペーパーは水に溶けにくいため、詰まりの原因になることも多いとされ、使用を禁じている施設もある。詰まらせる人が続出するなどの問題が起こらないのか、心配であるが……。
少なくとも、駅を訪れた人への最低限のおもてなしとして、トイレットペーパーは必要ではないだろうか。駅は地域の顔であり、公共空間なのだ。地元の自治体も乗客の利便性低下に繋がらないように、鉄道会社と協議を重ねるなどして“トイレットペーパーの維持”に取り組んでほしいものである。
JR東日本の回答は
さて、取材を終えて気になったのが、来迎寺駅のトイレットペーパーである。SNSの情報がデマだったのかと思ってしまうが、一度撤去したのち、再設置したというケースも考えられる。実際のところはどうなのか。JR東日本にメールで問い合わせを行ったところ、以下のように回答があった。
――「来迎寺駅のトイレからトイレットペーパーが撤去された」というSNSでの書き込みが、それを告知する張り紙の画像と共にネット上に拡散され、話題となった。確認のために9月下旬に来迎寺駅を訪れたが、トイレットペーパーが設置されていた。一度撤去したものが再設置されたのか、SNSの投稿がデマだったのか、事実関係と経緯を知りたい。
JR東日本:来迎寺駅では、2025年3月のダイヤ改正に伴う無人化以降、トイレの維持管理上の観点からトイレットペーパーを撤去し、駅構内に掲出した貼り紙によりお客さまへご案内しておりました。
したがいまして、SNS上で拡散された「トイレットペーパーが設置されていない」という内容は、当時の状況として事実です。
その後、関係箇所との調整により管理体制を整えることができたため、来迎寺駅ではトイレットペーパーを再設置しております。
――青海川駅のトイレを確認したところ、トイレットペーパーがなかった。これは、撤去したという理解でいいのか。
JR東日本:青海川駅につきましては無人駅であり、現在トイレットペーパーを設置しておりません。なお、今回新たに撤去したものではなく、以前から同様の運用としております。
――今後、新潟支社に限らず、他の支社でも、無人・有人にかかわらずトイレットペーパーの撤去が進んでいくのか。利用者に対するメッセージがあれば、お願いしたい。
JR東日本:当社管内の無人駅では、ご利用状況や管理体制、防犯面等を総合的に勘案し、トイレットペーパーを撤去する場合がございます。
今後も、ご利用状況等により設置、撤去について検討を重ねて参ります。
ご利用のお客さまには、何卒ご理解のほどお願いいたします。





