新幹線の車内で「動画配信」はマナー違反では? いきなり隣の席で撮影が始まって困惑する乗客も…配信トラブルへの対応を「JR東日本」に尋ねると

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JR東日本はどう対応しているのか

 街を歩いていると、至るところで配信者が動画を撮影しているのが目につく。そのため、既出のような炎上騒動は今後も起こり得る可能性が高い。では、鉄道会社は一連の騒動をどのように見ているのだろうか。前述の東北新幹線など数多くの新幹線を運行するJR東日本の広報に質問状を送ったところ、以下のようにメールで回答があった。

――御社の新幹線車内で動画配信トラブルは起きているのか。件数や、どういった内容のトラブルなのか、公表できるものがあればうかがいたい。

JR東日本:車内での撮影や通話等に関して、お客さまからご意見をいただく場合がありますが、具体的な件数や内容については回答を差し控えさせていただきます。

――新幹線車内で動画配信する人に対して批判の声が出ているが、どのように考えているのか。

JR東日本:弊社では、収益性のある動画共有サイトへの投稿等の営利活動を除き、個人的な趣味の範囲での録音・撮影につきましては、安全上の問題がなく、ほかのお客さまのご迷惑にならなければ、特に禁止をしているものではございません。

 しかしながら、運行中の列車に向けてのフラッシュの使用、ホームでの脚立の使用、立ち入り禁止区域での録音・撮影といった、列車の運行に支障をきたすおそれのある行為はおやめください。

 また、無断で他のお客さまや係員を撮影することや大きな声を出して周囲のお客さまのご迷惑となる行為は、他のお客さまとの間でトラブルになるといった事象も考えられますので、周囲へ十分ご配慮いただきますようお願いいたします。

収益化を図る撮影は“原則”お断り

――新幹線車内を舞台にして動画配信を行い、収益化を図っている配信者もいるそうだが、これは新幹線の商業利用ともいえる。こうした行為に対して、どのように考えているか。

JR東日本:弊社敷地内における収益化を図る撮影については、原則お断りをさせていただいております。

――動画配信に対して対策をとる予定はあるのか。

JR東日本:弊社では、2024年に駅のホームにおいて無断で他のお客さまを撮影し周囲のお客さまにご迷惑をかける行為や、沿線での撮影において線路内に立ち入り列車が非常停車するなど、当社施設内等での撮影において様々な事象が発生したことから、ホームページ上に、当社施設内等における撮影マナーに関するお願いの掲出を開始いたしました。

 また、2025年には駅ホームにおいて、録音や撮影に伴う危険な行為により、周囲のお客さまへのご迷惑となる事例が多数発生したことから、駅ホーム上での危険な行為を防止することを目的としたポスターの掲出等を実施しています。

 今後もルールやマナーの周知を含め、すべてのお客さまに快適にご利用いただける環境づくりに取り組んでまいります。

ライター・宮原多可志

デイリー新潮編集部

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