中日・井上監督“まさかの続投”で気になる“選手のモチベーション低下” 「主力選手は勝っても負けても淡々と…」 低迷が続けばお家芸の「フロント派閥抗争」が勃発か

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 借金19で最下位に低迷する中日ドラゴンズが6月14日、リーグ戦再開後も井上一樹監督を続投させることを表明し、波紋を呼んでいる。ただ、今後も借金がふくらめば、シーズン途中に監督交代へ踏み切る可能性がゼロとは言えない。球団内部では井上監督に対する選手の求心力低下を懸念する声が上がっており、チーム再建はいばらの道になりそうだ。

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選手が自信を失っている

 中日を取材するスポーツ紙記者が振り返る。

「拍子抜けしましたよ。朝田憲祐球団本部長が札幌に来て井上監督と長時間会談したので、監督交代に踏み切ると思って取材したら、まさかの続投だった。交流戦最終戦となった14日の日本ハム戦(エスコン)で勝利して借金が20でなくなったので続投を決めたという見方がありますが、それはないでしょう。楽天は借金15になった交流戦途中に、三木肇監督の休養を発表している。監督続投でチームが良い方向に向かうかどうかが大事な観点ですが、今の中日は選手たちが自信を失っているように感じます。一部の主力選手たちは勝っても負けても淡々としている。チームの体質を変えるため、監督を交代するなら早いタイミングがいいと思うのですが……」

個人成績は悪くない

 中日は3、4月に8勝19敗と大きく負け越し、その後も上昇気流に乗れないが、個人成績を見ると決して悪くない。エース・高橋宏斗が不調でファーム調整しているのは大きな誤算だが、柳裕也、大野雄大、金丸夢斗が防御率2点台と先発ローテーションで稼働。不安定だった救援陣も橋本侑樹、藤嶋健人、吉田聖弥、守護神の松山晋也と交流戦で好投を続けている。打線もリードオフマンの岡林勇希が今月上旬に右太もも裏肉離れから復帰し、伸び悩んでいた石川昂弥、鵜飼航丞が快音を響かせている。他球団の首脳陣も警戒を口にする。

「最下位に低迷するチームではないですよ。投打で能力の高い選手がそろい、選手層も決して薄くない。対戦して楽な相手ではありません」

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