オランダ戦・同点ゴールの「鎌田大地」が挫折した日、一軒家を父母にプレゼントした日

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ユースに進むことができず…

 この中学時代、鎌田はけがに見舞われたこともあり、高校進学の際にはガンバユースに進むことができなかった。

「これも本人は大ショックでした。ただ、大地には将来、欧州チャンピオンズリーグで勝てるチームで活躍するという明確な目標があった。だからこそ、そこに向けて自分なりに努力し続けることで挫折を乗り越えられる力が自然と身に付いていたのかなと思います」

 その通り、鎌田は進学した京都・東山高校での活躍が認められ、卒業後、サガン鳥栖に入団。5年前(=2017年)にドイツへ飛び、フランクフルトで主力に。日本代表にも招集され、司令塔の役割を担うようになった。

大きなプレゼント

 苦労をかけた親への感謝も忘れず、

「最近は大きなプレゼントがありまして……」

 と幹雄さんが続ける。

「兵庫県内に、家を建ててくれたんです。今年(=2022年)完成し、家族で暮らしていますよ」

***

 この記事の後、鎌田は2022年のW杯カタール大会で全試合に出場し、チームのベスト16入りに大きく貢献する。所属チームもフランクフルトから、セリエAのSSラティオを経て、プレミアリーグのクリスタルパレスへ迎えられ、ここでもまた主力選手として活躍し、今W杯に至るのだ。

 上記記事の取材時に、父・幹雄さんは、こんなエピソードも披露している。

「大地がプロ契約した際には、私と妻にペアのロレックスの時計をプレゼントしてくれました。一緒に入っていた手紙には、今までの感謝と、これからもサッカーを見るのを楽しみにしていてというようなメッセージが記されていた。本当に感動しました」

 そして、今オランダ戦で、前回大会では成し遂げられなかったW杯初得点をマーク。両親にとって、これもまた最高のプレゼントとなったに違いない。

デイリー新潮編集部

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