日本人女性と結婚したがる韓国人男性が急増の理由 日韓専門の結婚相談所に申し込みが年間2万件も! 「日本人は経済力を重視しない」

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「日本の男性は、すぐに否定してきたり……」

 では、日韓夫婦の当事者に“実践”の様子を振り返ってもらおう。

「私が韓国で物理の先生をしている夫と知り合ったのは語学学習アプリでした」

 とは、昨年9月に結婚したばかりだという20代の美和さん(仮名)。

「彼は連絡がマメで、付き合ってる間は毎日電話していましたね。いつも“好きだよ”“愛してるよ”と言ってくれる。韓国では男性が女性の肩に腕を回したり、テーブル席で隣に座ったり、どこでもハグしたりと、愛情を率直に示してくれるんですよ」

 2年前に40代同士で結婚した裕子さん(仮名)が後を継ぐ。

「私の場合、旦那とは、お互いに言いたいことを主張した上で、歩み寄れるんです。これまで交際した日本の男性は、すぐに否定してきたり、けんかしたら怒ったまま口を利いてくれなかったりすることが多かったですね。夫は交際を始めたばかりの頃から、うざいなと思うくらいメッセージを送ってきました。今でも週末にはデートをしています」

 耳が痛い……なんて日本男児も少なくなさそうだ。さらに急所をつく指摘も。

「夫婦生活について、日本の男性は自分がしたいときだけ優しくしてくる人が多かった印象ですが、旦那は違います。女性の気持ちを優先して、自分がやりたいかどうかよりも、相手の気分や状態を気にかけてくれるんです」(同)

 もちろん、金銭面でも手抜かりはない。

「交際中は、月に1回は韓国へ行っていました。夫は実家暮らしだったので、滞在中、初めはホテルに泊まっていましたが、アパートの方が安いというので、途中からはアパートを借りました。渡航費用、ホテルやアパート代は全部、彼が持ってくれた」(美和さん)

「女性たちの結婚対象とならない男性が増えている」

 物心両面にわたり、これほどケアできるのであれば、さぞ韓国人女性からもモテモテなはずだが、

「韓国人同士が結婚する場合、女性の家族の発言力が非常に強い。また結婚の際には、男性が家を、女性が生活用品を用意するという文化があります」

 とは、先の金明中氏。

「つまり、女性やその家族からすると“家も用意できない男とは結婚させられない”と考える人も少なくない。これは韓国人女性と結婚するのに高いハードルになっています。例えば、ソウル市内のマンションの平均価格は1億4000万円。借りるにしても、数千万円の保証金が必要になり、結婚資金としてそれくらい用意しなくてはならないのです」(同)

 それだけではない。

「韓国の女性は“上昇婚”、つまり今よりもステータスが上がるような結婚を目指す傾向が強い。しかし、大学進学率は今や女性の方が高く、女性の社会進出は目覚ましい。格差が広がる韓国で、こうした女性たちの結婚対象とならない男性は増えているはずです」(同)

 それなら外国人女性を、ということなのだろう。

「とりわけ、日本人女性は昔から“やまとなでしこ”のような優しいイメージがあります。韓国人男性にとっては魅力的でしょう」(同)

“長い間、韓国に住んでいる日本人女性はやめておけ”

 ソウル出身のジャーナリスト・金敬哲氏は、かつて日韓カップルの取材をしたことがあるという。

「日本の有名大学の大学院に通っていた女性が、学会に参加するためソウルを訪れた際、かばん店の店員に一目ぼれして結婚したケースがありました。また、メガバンクの幹部を父に持つ女性が、日本語学校に通う韓国人留学生と出会い、親の猛反対を押し切って韓国に渡ったケースもあった。どちらも、韓国の女性では考えにくいですね。昔から日本の女性は、相手の経済力ではなく、愛を優先する傾向がありました」(金氏)

 日韓事情に詳しいライターの安宿緑氏は、

「韓国人男性の間でよく言われるのは“長い間、韓国に住んでいる日本人女性はやめておけ”。言いたいことをはっきり言うなど韓国ナイズされて、日本人の良さがなくなっているから、というわけです。実際には、言語がおぼつかないので正確なニュアンスが伝わりにくく、お互いに“補整”されて良く見えている部分もあるのだと思います」

 ちなみに、20年ほど前には本邦で6000件を誇った日本人男性と韓国人女性の婚姻数は、今やおよそ1000件。懐具合を思えば至極当然である。

週刊新潮 2026年5月28日号掲載

特集「ただいま急増中 日本女性と結婚する韓流男子の“ある共通点”」より

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