小泉進次郎防衛相が「菅グループ」を継がない納得の理由 「若さと清新なイメージがウリなだけに…」

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裏切られた期待

「ガネーシャ(歓喜天)」は古代インドの軍神「スカンダ(韋駄天)」の兄弟で、あらゆる障害を取り除く神とされる。今月12日、東京・銀座で無派閥議員のグループ「ガネーシャの会」が会合を開いた。

「名目は先の衆院選に出馬せず、政界から引退した菅義偉元首相の送別会。出席者は20人ほどでした」

 とは政治部デスク。この会は永田町で、ちょっとした話題になっていたという。

「小泉進次郎防衛相(45)が出席し、会長に就くとみられたからです」(同)

 ただ、進次郎氏は会の正式メンバーではない。

「菅氏と同じ神奈川県が地盤という縁で、二人は親しい関係にある。メンバーの多くは前回の総裁選で進次郎氏に投票しており“遂に腹を決めたか”との臆測が飛び交ったワケ」(同)

 かつて菅氏を囲む会の一つに「“偉”駄天の会」があった。その兄弟のように生まれた“菅グループ”だったことから、「ガネーシャの会」と名付けられたという。

 出席者の一人が振り返る。

「私たちは、来年の総裁選を念頭に、進次郎さんが組織固めの一環として会長に就くと見込んでいた。“小泉首相が誕生したら、われわれも総裁派閥だな”なんて軽口もたたいていたほど」

 が、期待は裏切られた。

「渋々出席したご様子で、周囲に“別のパーティーで菅さんに誘われたので来た”と、会長就任には触れず仕舞い。出席者からは“いつまで煮え切らないのか”と落胆の声が上がりました」(同)

「タイミングが悪い」

 もっとも、進次郎氏に近い自民党議員は盟友の心情を次のように推し量る。

「世間が派閥に厳しい目を向ける中、会のトップに就けば“旧来型の政治家”と見なされかねない。進次郎氏は若さと清新なイメージがウリだけに、得るものは少ないと判断したのでは」

 自民党中堅議員はこんな見方を披露する。

「7日に高市早苗首相を支持する『国力研究会』の立ち上げが明らかになり、進次郎氏は発起人に名を連ねていた。首相を支える閣僚ですし、タイミングが悪過ぎましたね」

 会長就任は時期尚早とも。

「いずれ首相になる人だから、外相や財務相、党幹事長など要職の後でいい」(同)

“政策通”との交流

 当の進次郎氏は、木原誠二党財務委員長ら旧岸田派に属した“政策通”との交流を深めているとされる。

「長年温めている政策のブラッシュアップに努めているんだそうです。その点、ガネーシャの会には選挙にも政策にも弱い人が多く、お世辞にも議員のレベルが高いとはいえません。進次郎氏が二の足を踏んだのは当然ともいえます」(自民党幹部)

 菅氏が会長の選任を“皆に任せる”とした結果、当選回数が7回と最多の坂井学前防災担当相が選ばれた。

「坂井さんには“菅さんの番頭気取り”“会を私物化している”との批判が絶えません。人望にも乏しく、すぐさま“チーム泥船”と今後を悲観する声が聞こえましたよ」(前出の出席者)

 ガネーシャが見込んだのは進次郎氏か坂井氏か……。

週刊新潮 2026年5月28日号掲載

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