「大臣クラスより格上」の評価も…自民党“影の幹事長”と称される80歳「党職員」は何者か

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「元宿調査」の実態

 時の総裁だけでなく、麻生太郎副総裁(85)や、24年に政界引退した二階俊博元幹事長(87)からの信頼も厚かったという。

「特に二階氏については、元宿さんの働きかけによって党本部に専用室が用意されたことがありました。22年、当時の岸田首相へ“功労者である二階さんに部屋を提供するべきだ”と彼が進言し、党本部5階に国土強靭化推進本部長室ができたのです。その元宿さんを、かつて二階氏は“5、6回生議員よりも力がある”と評したことがあった。つまり大臣クラスよりも格上だということです」(党本部OB)

 元自民党幹部がその力の源泉をこう明かす。

「選挙になると、公認料や選挙運動資金、広報費などとにかくカネがかかります。そのお金を管理しているのが元宿さんですが、2年前の総選挙で裏金問題により非公認となった候補者たちに2000万円が配られた一件も、彼と森山裕幹事長=当時=(80)の差配だったとされます。ただし元宿さんはカネだけでなく“情報”も握ることで、唯一無二のポジションを占めるようになりました」

 自民党は選挙があると、独自の情勢調査を行なうが、

「調査をやる・やらないは元宿さんの判断によるところが大きいため、党内では“元宿調査”と呼ばれています。しかも上がってきた数字を、彼が独断でイジった上で各所に流していると言われます。実際、先の衆院選で、例えば武田良太元総務相(57)は十分に勝てると見られていたのに、党の調査ではまさかのCマイナスを付けられた。それを見た武田さんが“元宿は鉛筆を舐めすぎだ”と怒る一幕がありました」(同)

 優位であっても、接戦のように数字を“調整”し、候補者が慢心することのないよう発破をかける意味合いがあるという。

 衆院選の大勝の裏側には、「影の幹事長」にしかできない芸当があったというわけか。

デイリー新潮編集部

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