巨人・山口寿一オーナーの「阿部監督即更迭」は正しかったのか チーム内からは「中田翔を受け入れたのになぜ」「非情すぎる」の声
発生から1日が経過し、どこの家庭でも起こりうる家族間トラブルだったことが判明した巨人・阿部慎之助前監督の暴行事件。だが、世間が事の真相を掴みきれない中、巨人フロントはたった半日で事実上の解任に踏み切った。その判断を疑問視する声はチーム内からも出ているという。
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いくらなんでも非情すぎやしないか
「チームとしても個人としても、(阿部)監督に対して思うことはたくさんあるけど、チームとして前を向いて頑張ろうということだったし、僕もプレーヤーである以上、気持ちは変わらない。今までと変わらず、しっかり明日に備えてやりたいです」
シーズン半ばで監督が電撃辞任するという激動の一日となった5月26日。ソフトバンク戦後、報道陣に囲まれた坂本勇人は、このように騒動を振り返った。球団関係者は、坂本の胸中をこう推し量る。
「これまで女性問題や申告漏れなど、散々不祥事を起こしてきた坂本に、阿部さんを批判できるわけがない。『なんでこんなことで功労者が即切られなければならなかったんだ』という思いなのではないかと思います」
実際、チーム内では事実上の阿部更迭を決めた山口寿一オーナーを批判する声も出ているという。
「いくらなんでも非情すぎるのではないか、と。阿部さんの昭和式スポ根指導に賛否両論あったのは事実ですが、2軍時代に目をかけてもらった選手を中心に、慕っている選手は多い。坂本もその1人で、この2年、阿部さんとの信頼関係があったからこそ現役を続けてきたとも言われています」(同)
「ひとまず謹慎という判断があっても良かった」の声も
なぜ山口オーナーの決断に不満が渦巻くのかと言えば、今回の一件は蓋を開けてみれば、そこまでの大事件ではなかったからだ。確かに「逮捕」という重い事実はあった。だが、数時間で釈放されたのもまた事実。その逮捕も、長女が安易にChatGPTに頼ってしまった結果、児童相談所が介入することになり、その児相に対し、気が動転していた長女が“盛った”内容で被害を申告したことが影響した可能性があることが分かってきた。つまり、不運が重なって大騒動へと発展してしまったのである。
「もちろん暴力は体罰はいけない。でも、家庭内で妻や子どもと諍いになり、カッとなってしまうことなんて、誰の身にも起こりうることです」(同)
そんな同情論がチーム内で起きる中、山口氏の対応は毅然としていた。逮捕から半日で阿部氏に会見を開かせ、辞任を公表。その4時間後には、自身も会見に応じた。そこで、阿部氏が逮捕・釈放された25日夜のうちに橋上秀樹氏へ監督代行を依頼していたことを明かした。さらに、報道陣から「今後、阿部監督と球団との関わりはどうなるのか」と問われ、「当分何もない」とも答えている。
こうした判断に対し、チーム内では「功労者に対して情はないのか」「ひとまず謹慎という判断があっても良かったのではないか」との声が渦巻いているという。そうした議論の中で名前が挙がるのが、21年に日本ハムから移籍し、2年間巨人でプレーした後、中日に再移籍して昨年引退した中田翔氏だ。
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