「森友問題」が変えた財務省・鉄の出世レース 高市首相は誰を選ぶか「次の次」の次官候補を占う

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「森友問題」人事を読み解く

 潮目が変わったのが昨年の人事だ。坂本氏が官房長を留任となり、寺岡氏は坂本氏の後任の総括審議官から関税局長に就くことになった。この人事には読み解きが必要だ。

「森友問題です。寺岡さんは菅氏の長官秘書官だったことから、当時の森友問題の内情を知る立場だった。そのため、国会答弁が求められる官房長への就任には懸念があったとされます。さらに昨秋に自民党総裁戦があり、仮に小泉進次郎さんが総裁になった場合は次官レースに舞い戻る可能性も残していました。しかし、高市さんが勝利したためにその線もなくなりました。よって主計局長の有力候補として坂本氏の名が挙がっています。坂本氏は主税が長く、筑波大学附属高校から東京大学法学部を経た切れ者。温厚な性格で政治家相手にも“ニコニコ”“ペコペコ”と立ち回ることができる。コロナ禍では内閣官房のコロナ対策で活躍していましたし、官房長としては国会まわりの仕事を担い、野党とも話せる全方位型の官僚として評価されています。この期では入省当時、主計局総務課に配置された別の職員がエース候補だったのですが、主税を長く歩き、苦労を重ねた坂本さんが長い年月をかけて高い評価を獲得してきたのです」(同)

 坂本氏の次の官房長については

「平成4年組の前田努さんや現在、首相秘書官を務める吉野維一郎さん(平成5年入省)の声が上がっています。吉野さんも政治家にはあらゆる方向から食い込んでいる。高市首相とは没交渉になっているなどと報じられていますが、それは仕方ないというのが省内の声。彼の評価が下がるということにはなっていません。ただ逆にこのタイミングで秘書官を外してしまうと高市首相との不和を囁かれかねず、外しづらい場合は前田さんということになるのではないでしょうか」(先の財務省関係者)

デイリー新潮編集部

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