がん罹患を19年間公表せず…没後15年「田中好子」、27歳で死去「夏目雅子」が“無二の親友”から”義理の妹“となるまで

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最期を看取った親友2人

 しかし、2010年10月から体調を崩し、2011年2月には、がんが肺や肝臓など多臓器に転移していたことが判明し、ついに帰らぬ人となったのだ。

 4月24日、青山葬儀所で営まれたお通夜に姿を見せた伊藤蘭(56)は涙をこらえ、伏目がちにこう語った。

「私が病気を知ったのは3年前です。ちょうど1カ月前、私と(藤村)美樹に『来てほしい』と連絡が来て、その時にもう長くはないことを知りました。最後の日は、小達さんから『家族の一員だから』と、病室に入れてもらい、一緒にいました。最期の瞬間まで彼女の名前を呼び続けたんです」

 2人の親友と最愛の夫に看取られて、夏目雅子のいる世界に旅立ったわけだが、その彼女が小達氏と結婚する縁をとりもったのも夏目だった。冒頭で紹介したシーンは、夏目の七回忌の際、小達家の一員となった田中が初めて夏目の墓参りに赴き、墓前で結婚報告を行った時のものだ。

「好子ちゃんは無二の親友よ」

 夏目と田中が出会ったのは、1980年。芸能界に復帰した田中にとって、初めてのドラマ出演となる「虹子の冒険」(テレビ朝日系)で夏目と共演し、撮影現場で親しくなった。

「夏目さんは、スーちゃんがすでに歌手として大スターだったのに、偉ぶらず、むしろ周囲に遠慮がちで、繊細だったことに好感を覚えたそうです。初めてのドラマで悩んでいたスーちゃんに色々、アドバイスして、励ましの手紙なども送っていました」(芸能記者)

 確かに、七回忌の際に開かれた「偲ぶ会」では、田中自身が当時、夏目から応援の手紙をもらったことを明かしている。曰く、

「雅子ちゃんとは会った瞬間から気が合うなと思いました。ドラマの仕事で戸惑っていた時に、いただいた手紙には〈スタッフの名前を覚えなきゃダメよ。落ち込むことは簡単。とにかく前向きにいきましょう〉って、書かれていました」

 この頃、夏目は家族に、「好子ちゃんは無二の親友よ」と語っていたという。そして2人は互いの自宅を行き来するようになる。

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「うちのお兄ちゃまなんかがいいんじゃない」――。第2回【没後15年「田中好子」、親友「夏目雅子」との深い縁…共通する「女優」「略奪婚」「結婚1年後のがん発症」】では、夏目の死後に訪れた出会いと結婚、その後の修羅について報じている。

デイリー新潮編集部

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