53試合連続出塁達成 「大谷翔平」は「イチロー」と何が違うのか

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相手投手の心理

 大谷翔平(31)が4月10日の試合で日本人選手のメジャー最長となる44試合連続出塁を達成し、その後、53試合まで記録を伸ばした。

 抜いたのは、2009年にイチローが樹立した記録。奇しくもこの日、野球殿堂入りしたイチローの銅像がシアトルで除幕された。

 イチローも大谷もリードオフマン、つまり1番打者だが、スタイルは対照的だ。

「連続出塁の期間内で比較すると、イチローの安打数は大谷の1.5倍でした」

 と、スポーツ紙デスクが明かす。

「イチローはひたすらヒットを打ちまくりましたが、大谷は四球、とりわけ敬遠で記録をつないでいました」

 違いは通算成績でも一目瞭然だ。イチローのMLB19年間の生涯打率は3割1分1厘で、出塁率は3割5分5厘。対する大谷は昨季までのMLB在籍8年間で、打率は2割8分2厘とイチローを大きく下回りながらも、出塁率は3割7分4厘と凌駕(りょうが)している。10打席あたりの四球の数は、イチローは0.6回だが、大谷は1.3回で倍以上ある。

 これほど差が出た原因は、第一に相手投手の心理面にありそうだ。

「イチローに打たれてもせいぜい単打なのでさほど怖くなく、勝負する場面が多い。一方、長打の危険がある大谷は“ホームランより四球で歩かせた方がマシ”で、厳しいコースを突いたり、敬遠した方が得策になる」

 イチローが主に所属したマリナーズは当時弱小だったが、大谷のドジャースは優勝を争う強豪チーム。この違いも、怖さの差を際立たせているかもしれない。

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