「山本太郎よりヤバい」の声も…警視庁も注目 れいわ櫛渕万里前衆院議員の「幽霊公設秘書」は中国人専門の人材紹介・不動産会社“社長”だった

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櫛渕氏は文書で「完全否定」

 名刺に書かれていた携帯番号に電話すると、X氏が出た。櫛渕事務所で勤務実態がなかったのは事実か問うと、X氏は慌てた様子で、「ちゃんと働いていました。今取り込み中なので失礼します」とすぐに電話を切ってしまった。

 党内では、X氏が第二秘書から外れたタイミングについても疑いの目が向けられている。東京地検特捜部が「日本維新の会」の石井章参院議員による秘書給与詐取事件を立件したのは昨年9月だが、その翌月に辞職しているからだ。

 党内の事情通はこう話す。

「ヤバいことをしていた自覚があったということではないか。最近、櫛渕さんが警察やマスコミの動きを警戒して、体調不良を理由に参加予定のイベントを欠席を重ねている。4月9日に開かれた臨時総会にも姿を見せませんでした」

 はたして櫛渕氏は疑惑にどう答えるか。携帯に電話したがつながらず、事務所を訪ねるも不在。質問状を送ったところ、党を通して文書で回答した。幽霊秘書疑惑について次のように否定した。

〈第二秘書であったX氏は、2008年の民主党時代から櫛渕万里の秘書を担当しており信頼をおいてきた人物です。X氏に秘書としての勤務実態はあり、指摘されるような事実は一切ありません。秘書給与が事務所に還流されていることもありません。なおX氏の写真入りの議員秘書身分証明証とされているものは民主党時代の私設秘書登録時の期限切れの通行証であり返却の規定がないものです。れいわ新選組の公設第二秘書在任中のものはX氏本人が所持しておりましたが既に衆院事務局に返却済みです〉

 兼業届については、〈櫛渕事務所の公設第二秘書就任当時に都内の不動産会社勤務の兼業届けを提出した〉と回答。櫛渕氏の夫とX氏の父親は友人であり、現在、櫛渕氏の夫は経営には一切関与していないとした。

 X氏の公設秘書在職は 22 年 8 月から 25 年 9 月までだったとし、維新議員が摘発された秘書給与詐取事件が引き金で辞めたのではないか、という質問に対しては、〈X氏が第二秘書を辞めた理由は、本人の一身上の都合によるものであり、ご指摘の事実とは一切関係ありません〉。捜査当局の動きについては〈具体的に存じ上げておりません〉と回答した。

 しかし、複数の事務所関係者、支持者が、国会周りや地元に「いなかった」と口を揃えているのだ。いったいX氏は社長業をこなしながら、どこでどのような秘書業務を行なっていたのか。やましいことがないならば、櫛渕氏には堂々と表に出てきて説明責任をはたして欲しいところだ。

 れいわ党本部にも櫛渕氏の疑惑について見解を聞いたところ、

〈現時点においては、本件についてお答えすることのできる党の見解はありません〉

 との回答だった。

 前編【れいわ新選組に新たな「秘書問題」が浮上 大石晃子氏の“元相棒”櫛渕万里前衆院議員の公設秘書は地元でも国会でも見かけない「幽霊秘書だった」】では、櫛渕事務所の内情に詳しい関係者の「重要証言」について伝えている。

 デイリー新潮HPでは、「山本太郎代表&大石晃子共同代表の“臨時総会パワハラ音声”」を公開中だ。

デイリー新潮編集部

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