どういうわけか首位に! 「イケヤマジック」と評され始めたヤクルト躍進の秘密とは
村上とか山田みたいな選手が
「ある有力OBが言っていたんですが……」とデスクが続ける。
「“村上とか山田みたいな選手がいない方が良かったりすることもあるんだよね”と。真意をはっきりと聞くには至りませんでしたが、絶対的な主砲や超主力がいるとそれで勝つことはもちろんあるけど、その存在に他のスタメンどころか首脳陣は頼ってしまうし若手は“自分なんかが……”と委縮して実力を示せなかったりすることもあってチームの将来につながらないこともあるというような意味合いのようでした。現在レギュラーと呼べるのはオスナとサンタナ、長岡秀樹くらいで、そのサンタナも7日の阪神戦で致命的な落球エラーをしたほど。空いているポジションが目の前にあるとなれば出番に飢える選手ほど精進するのではないでしょうか。ヤクルトの躍進の根本にはそういった部分があるように感じて見ています」(同)
ヤンスワとオジスワ
そういった実績のある現役選手に対し、首脳陣は何も物を言えないところもあるのだろう。
もっとも7日の阪神戦では先制したものの、先発・才木浩人投手にセリーグ記録となる16三振を献上し、主砲サトテルに今季初ホームランをバックスクリーン脇に叩き込まれて完敗。4失策と投手陣の足を引っ張り、先発のライアン小川泰弘投手は4回2/3を5失点だったが自責は0だった。
「才木の調子はすこぶる良く、そのストレートに手を焼くのは仕方ないとしてもやられっ放しだったのは、出場した野手の1軍経験の少なさをやはり物語っていましたね」(同)
それでも、若い選手たち=ヤンスワ(ヤング・スワローズ)の躍動に首脳陣らオジスワ(オジサン・スワローズ)が小躍りして喜ぶ姿は「今年のヤクルトの雰囲気の良さ」を感じさせるものだ。
「ヤンスワとオジスワの間の中堅層のうるさ型がいないのもポイントかもしれないですね」(同)
椿事のまま終わるのか、ヤンスワが頑張って息切れしたころに実力者が戦線復帰して勢いを継続させられるか、“マジシャン”池山監督の手腕への注目度が高まっている。
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