実はドバイをしのぐ先進国家 米・イスラエルが手を焼く「イラン」の“驚くべき姿” 「世界の地下経済とつながっている」

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「世界の地下経済とつながっている」

 この光景を見ると、この国が、核開発や軍備にとどまらない、高度な技術を有する経済国家であることが理解できる。しかも1979年の革命以来、約50年にわたって断続的に欧米の経済制裁を受け続けていることを考えれば、いよいよ容易ならざる国に見えてくる。中東経済専門家の中嶋猪久生(いくお)氏が言う。

「最高指導者直轄の宗教財団や革命防衛隊がイラン経済の大半を支配している。特に防衛隊はその工兵部門を分離・企業化させ、そこに復員兵を充てたことで巨大化。鉱工業、金融、自動車などあらゆる産業に及び、世界の地下経済とつながっているとみられています」

 もちろん、その原資は石油に他ならないが、その石油も制裁下では容易に売ることはできない。

「制裁下においては取引国も制裁対象です。現在は主に中国だが、その中国ですらマレーシア沖で他のタンカーに積み替えて原産国を偽るくらいで、その分買いたたかれている」

 ただ、それでもしたたかに繁栄を手に入れてきたイラン。米、イスラエル、そして世界を翻弄する存在なのである。

写真提供・駐日イラン大使館

週刊新潮 2026年4月9日号掲載

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