「ひたすら地味な球歴」から「68年ぶりの快挙」へ 巨人・竹丸和幸の“覚醒の瞬間”

スポーツ 野球

  • ブックマーク

阿部監督の背中を押した“惨状”

 ルーズヴェルト・ゲームもかくやのドラマチック人生には、幸運な面もあった。

「むろん本人がオープン戦などで奮闘して勝ち取った栄誉ですが、棚ボタ的な状況でもありました。戸郷翔征や山崎伊織が出遅れるなど、先発陣はボロボロ。本来、開幕投手はエースが務めるべきですが、今の巨人にエースと呼べる投手はいない。新人を開幕投手に指名しても誰からも文句を言われない惨状も、阿部監督の決断を後押ししました」

 彼以外にも、今季は期待の新人がちらほら。

「ロッテのドラ2・毛利海大も開幕戦に先発して勝利。巨人では、ドラ3の山城京平も第3戦に先発しました。中日も、ドラ2・櫻井頼之介と育成ドラフト1位・牧野憲伸が開幕ローテ入り。楽天ドラ1の藤原聡大も第3戦に先発しています」

 新人王争いが楽しみだ。

週刊新潮 2026年4月9日号掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。