大谷翔平「サイ・ヤング賞」はあり得るか 「本心では受賞を望んでいるはず」でも“明言”を避けるワケ

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フル稼働は不可能

 また、強豪のドジャースは秋のポストシーズンに勝ち進むことが大前提だ。ワールドシリーズ3連覇を目標としており、戦いの本番は10月から。

 MLBアナリストの福島良一氏が言うには、

「長いシーズン中、負担の大きい二刀流をフル稼働させることは不可能に近い。10月を万全で迎えるためには、事前に登板間隔を空ける必要が出てくるでしょう。無理して規定投球回数を超えようとすれば、体を壊すか、打撃に力が入らなくなってしまう」

 実際、大谷は2022年のエンゼルス時代に自己最多の166イニングを投げたが(15勝9敗)、サイ・ヤング賞を逃し、本塁打数も34本と彼にしては物足りない結果に終わった。

「今シーズン、大谷選手の現実的な目標は3年連続で50本以上の本塁打を放ち、チームを3連覇に導き、自身は5度目のリーグMVPに輝くことです。その上で投手として2桁の勝利を記録できたらもう十分でしょう。ドジャースとの契約が満了となる7年後の39歳まで無事二刀流を務め上げてほしいと思います」(同)

 とはいえ大谷は前人未到の記録を更新してきた。もしかしたらサイ・ヤング賞を取れるのではないかと期待させるところが、スーパースターたるゆえんである。

週刊新潮 2026年4月2日号掲載

ワイド特集「春うらら」より

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