侍ジャパン「山本由伸」、「鈴木誠也」に激震…「代理人事務所」がエプスタイン醜聞で“崩壊”危機に 敏腕「ウルフ氏」はどうなる?

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契約している日本人選手は

 同事務所と契約している侍ジャパンメンバーはドジャース・山本由伸(27)、カブス・鈴木誠也(31)。臨時コーチ役で来日したパドレス・ダルビッシュ有(39)もクライアントの一人である。同事務所に籍を置き、彼らを主に担当してきたのはジョエル・ウルフ氏だ。

 またWBCメンバーではないが、佐々木朗希(24)、メッツ・千賀滉大(33)、カージナルスのラーズ・ヌートバー(28)もワッサーマン事務所のクライアントだ。売却が進めば、そのまま事務所に残れない可能性もあり、ウルフ氏が担当のクライアントを抱えての独立、もしくはライバル会社への移籍なども考えられなくはない。

「米国は性的事件に対する見方が厳しい。女性への性的暴行を巡る裁判で刑事責任を問われなかったトレバー・バウアー(35)が、いまだメジャーリーグに復帰できないのもそのためです。現時点での情報ではワッサーマン氏はエプスタイン被告と交友があったということしか分かっていません。友人と言うだけで白い目で見られたのは気の毒ですが、日本人メジャーリーガーたちの今後にも影響してきそうです」(米国人ライター)

“事件”と重ねて報じられるくらいなら、所属球団も「代理人を代えたら?」と打診もするだろう。また、選手個々で考えてみると、鈴木は今シーズン終了と同時にカブスとの5年契約が満了する。21年オフと比べてカブスのチーム事情も大きく変わり、鈴木の「守備にもつきたい」とする希望を叶えるには、敏腕代理人による交渉が不可欠となる。

「鈴木のカブス入りに尽力したウルフ氏は、24年オフ、佐々木の入団交渉も担当しました。ウルフ氏も『時の人』となり、米メディアから長時間の質問を受け、そのやり取りのなかで、25年シーズンから鈴木がDHにほぼ専念するカブスのチームプランについても質問されました。ウルフ氏はDHにまわることがわかっていたら、カブスとは契約しなかった旨を発言しています」(前出・同)

 ウルフ氏の発言はカブス批判ではなく、クライアントである鈴木の立場に立ったもので、「守備につきたい」とする気持ちを知っていたからだ。

 佐々木に関しても、オープン戦で安定した投球ができていないこともあって、いまだにトレード放出説がちらついている。これには2月の年俸調停で、投手に対しては史上最高額となる「年俸3200万ドル(約50億円)」を勝ち取ったタイガースのタリク・スクバル(29)の去就が絡んでいる。「タイガース側が払いきれない」となった場合、高額年俸投手を抱え込める球団は限られており、その筆頭候補にドジャースが挙げられてきた。そのスクバル放出の噂は、今もなくなっていない。そして、タイガース側もまだピークにある左腕エースを放出する以上、最高のトッププロテクトを交換要員に求めるだろうと、佐々木の名前が報じられてきた経緯がある。

「去就問題で騒がれている選手に寄り添ってアドバイスを送るのも、代理人の務め。ウルフ氏は有能な代理人ですが、日本人選手を担当するまでは無名に近く、大手である所属事務所の看板で球団と交渉していた時期もありました」(前出・同)

待遇の差も

 ヌートバーも年俸調停などがあり、このままカージナルスと長期契約を結ぶべきか否かで揺れている。ワッサーマン事務所がぐらついたままでは、日本人メジャーリーガーの今後にも影響をもたらすのは必至だ。

 侍ジャパンは3月2日の大阪での強化試合以降、その管轄がWBC大会を主催するWBCIに移された。以後、大谷には4人のSPが付き、他の日本人メジャーリーガーも所属球団から派遣されたトレーナーなどによる手厚いケアを受けているが、NPB球団から招集された選手はそうもいかなくなった。WBCI管轄となり、NPB各球団から派遣されたスタッフは球場にも出入りすることができなくなってしまったのだ。

 こうした待遇の違いは改善しなければならないが、国内組の選手は「メジャーリーグ願望」をさらに強く持ったはずだ。メジャーリーグ組の選手からは、代理人とその事務所に関する助言もされたかもしれない。

 ベンチ裏も何かと喧しいWBCである。

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