“温情采配”批判も飛び交う侍ジャパン「井端監督」だが…元巨人の技巧派ピッチャーが打撃陣の好不調よりも「荒療治が必要」と指摘する最大の不安材料とは
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の日本代表は3月8日、オーストラリア代表と対戦した。4回裏に二死満塁のチャンスでバッターボックスには大谷翔平が立ったが、二塁走者の牧秀悟が牽制でアウト。すぐさま井端弘和監督はチャレンジを要求したが、審判は申告が遅いと判断して認めなかった。試合後の記者会見で井端監督は「申し訳ないことをしたなと思っています。私の反省材料です」と謝罪した。(全2回の第1回)
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担当記者は「XなどのSNSを見ると、いわゆる“井端采配”に対するファンの評価は、文字通りの賛否両論に分裂していることが分かります」と言う。
「賞賛の声を送っているファンは、何よりも1位で予選を通過したことを手放しで評価しています。最高の選手が集合した文字通りのドリームチームですから、個々人の力量を信じて任せるところは任せる姿勢を絶賛しています。実際、大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の3選手は、いずれも2ホームランの大活躍です。一方、厳しい意見を投稿しているファンは、井端監督の“温情采配”が問題だと批判しています。近藤健介選手、村上宗隆選手といった不振に悩んでいる選手を交代させず、ずっと使い続けているのはおかしいというわけです」
野球解説者の前田幸長氏はロッテ、中日、巨人の3球団で投手として活躍。先発、中継ぎ、クローザーの全てを経験した。前田氏は「井端監督は、とてもよくやっていると思います。私が注目しているのは選手とのコミュニケーションです」と言う。
「これまで代表監督を務めた王貞治さんや原辰徳さんなどは、ご自身がスター選手で、そのカリスマ性で代表選手をグイグイと引っ張っていくというリーダーシップでした。一方、栗山英樹さんは代表選手と丁寧にコミュニケーションを取ることで、チームの士気を高めました。井端監督は栗山さんと似たタイプの監督でしょう。特に佐藤輝明選手、森下翔太選手、小園海斗選手という日本屈指の打者が代表に入っているにもかかわらず、出場の機会がほとんどありません。井端監督は表舞台に立てない選手たちに丁寧なケアを行い、チームを的確にマネジメントしているのが見て取れます」
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