プエルトリコでは「町から人影が消えた」のにアメリカは「視聴率2%」 WBC参加国“衝撃”の温度差

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日本の平均視聴率は40%超え

 WBCが開幕した。

 2月の宮崎合宿に始まり、名古屋での壮行試合や大阪での強化試合など、スポーツニュースやワイドショーは盛んに報じてきた。

 しかし、そもそも参加各国ではどれほどの人が興味を持っているのだろうか。

 まずは日本。前回大会の1次ラウンドは、中国戦8対1、韓国戦13対4、チェコ戦10対2、豪州戦7対1といずれもワンサイドゲームだったのに、4試合の平均視聴率は43.2%。準々決勝イタリア戦は48.0%に達した。

 米国に舞台を移しても、午前中の放送にもかかわらず、準決勝メキシコ戦は42.5%、決勝の米国戦は42.4%をマークした。

 お隣り韓国は、1次ラウンド4試合の平均視聴者数1781万人で、日本戦は2709万人。まずまずの盛り上がりだったが、1次で敗退した。台湾は同じく130万人で、1次敗退。大手SNSの微博が放送した中国は、日本戦の視聴者数も42万人にとどまり、むろん1次敗退に終わった。

テレビ所有者の62%が視聴

 野球が盛んな中南米諸国ではどうだったのか。

「プエルトリコでは、テレビ所有者の62%がドミニカ戦を視聴したそうです」

 と、MLBアナリストの友成那智氏が語る。

「ドミニカの視聴者数は不明ですが、プエルトリコ戦が行われているときは“町から人影が消えた”と言われています。ベネズエラは当時から政情不安定のため放送がありませんでした」

 わが国と準決勝を争ったメキシコは、

「日本戦を530万人が視聴。うち220万人が無料ストリーミングで視聴したそうです」

 人口1億3000万人からすると、ちと寂しい。

決勝の視聴者数は520万人

 だが、衝撃的なのは、決勝を戦った米国である。

「FOXスポーツで無料視聴できましたが、決勝の視聴者数は520万人で、視聴率は推計2.8%。大谷とトラウトが対決した最後の15分間は650万人に増えましたが、日本とは比べるべくもありません。ちなみに、同じ週に放送されたモータースポーツのNASCARが342万人、男子プロゴルフが259万人でした」

“なぜ米国では盛り上がっていないの?”と不思議に思う方もいるだろう。だが前述の通り、一部中米諸国を除いて世界的には関心が低い。むしろ彼らこそ“日本人はなんでそんなに熱狂してるの?”と首をかしげているのである。

 日本列島はしばらくの間、“ガラパゴス的熱狂”に包まれることになる。

週刊新潮 2026年3月12日号掲載

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