「若手選手にとって大谷は”神様”」 距離感のあるチームの潤滑油となる二名のキーパーソンとは?
あの“憧れるのをやめましょう”宣言から3年。前回大会では決勝でアメリカに打ち勝ち、野球ファンを沸かせたWBCが再び始まった。主役はもちろん大谷翔平選手(31)。WBCをより楽しむために、彼を中心に繰り広げられる侍ジャパンの舞台裏を公開する。
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プレイ面でのコンディションはまずまずといえそうな大谷だが、懸念材料がないわけではない。
「彼は渡米以降、ほとんど日本の野球は見ていないといいます。だからよく知らないチームメイトや首脳陣も少なくないんです」
と、在米スポーツジャーナリストは指摘する。
「一方で、侍ジャパンの若手選手にとって大谷は“神様”のような存在。気軽にコミュニケーションを取るのは難しい」(同)
つまり壁があるわけだ。
「そんなチーム内の緊張を和らげる“潤滑油”になっているのが、大谷の日ハム時代の1年先輩である近藤健介選手(32)です」(同)
近藤といえば、25年はソフトバンクの主力として日本一に貢献したばかり。彼が具体的に何をしているかといえば、
「現在、大谷の投球練習のボールを受けているのは、元横浜DeNAの高城俊人(たかじょうしゅうと)ブルペン捕手。彼を大谷に紹介したのも、ほかならぬ近藤だったそうです」
ほかにもある。
「2月26日のバンテリンドームでの練習初日のこと。近藤はチームメイトに向かって“(大谷に)ちゃんとあいさつしろよ”と呼びかけた。阪神の坂本誠志郎をはじめ、選手たちは近藤に促されるように“どうも”とあいさつしていました」(スポーツ紙デスク)
「大谷とは一定の距離を保っている」
また、侍ジャパンを率いる井端弘和監督(50)とも、初の“手合わせ”である。
「井端監督はこれまでプロ野球の監督経験がありません。しかし巨人のコーチ時代に岡本和真を育て上げたことで、指導者としての評価は意外と高く、かねて中日ドラゴンズの次期監督候補と目されてきました。日ハム時代から大谷と“師弟関係”にあった栗山英樹前監督とは異なり、積極的に選手に対してアドバイスをするようなタイプではない。ほかの選手との信頼関係を損なわないよう配慮して、大谷とは一定の距離を保っているようです」(前出のデスク)
そこでまたまた日ハム人脈の登場となる。
「首脳陣の中では金子誠ヘッドコーチが唯一、大谷と気の置けない間柄です。大谷が入団した翌年に現役を引退し、15年から日ハムのコーチを務めた彼は、当然大谷の指導経験もある。大谷からしてみれば、なじみがあって信頼できる、心強い存在でしょう」(同)
メジャーリーグの覇者といえども、駆け出し時代の縁はなにものにも代え難いということだろう。


