「りくりゅう」への“失礼質問”を猛批判 小籔千豊の直言力「ご関係を聞くのはゲスい」「もう二度と聞かんでええ」

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

帰国会見で波紋

 今年2月に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪は、日本中の人々に興奮と感動をもたらした。その中でも最も注目度が高かった競技の1つが、フィギュアスケート・ペアである。【ラリー遠田/お笑い評論家】

 ***

 そこに挑んだ「りくりゅうペア」こと三浦璃来・木原龍一ペアは、ショートプログラムでリフトのミスが出て5位と出遅れたものの、翌日のフリーで世界歴代最高得点となる158.13点を叩き出し、合計231.24点で大逆転。日本ペア史上初の金メダルを獲得した。

 そんな彼らの帰国会見で波紋を呼んだことがあった。関西テレビの情報番組「旬感LIVEとれたてっ!」で会見の様子が取り上げられた際、記者から彼らに失礼な質問があったことに対して、スタジオにいた小籔千豊が「(そんな質問は)もう二度と聞かんでええと思います」と厳しく批判したのだ。

 会見の中では、記者が2人の関係について触れて、「兄妹のようにも、友人関係にも、夫婦漫才にも見える。“りくりゅう”は何が正解なのか」と問いかけた。三浦は「一緒にいて当たり前で、家族みたいな存在」と語り、木原も「戦友じゃないですかね」と応じて、「あとはご想像にお任せします」と笑顔で締めくくった。この返答は、具体的な話に踏み込みすぎず、場の空気を壊さない絶妙な距離感を保ったものだった。

 彼らが出場したペア競技は、シングルとは異なり、ジャンプやスピンの個人技に加えて、ツイストリフトやデススパイラルといった高度な連携技術が求められる。わずかなタイミングのズレが大きな失敗につながる過酷な競技であるため、身体能力だけでなく、絶対的な信頼関係と日々の緻密なコミュニケーションが不可欠だ。

 りくりゅうは、海外を拠点に共同生活を送りながら練習を重ね、長い時間をかけて呼吸を合わせてきた。演技中の視線の交わし方や、リフトの入りの瞬間の迷いのなさは、単なる仲の良さでは説明できない、積み重ねの成果である。だからこそ、氷上での息の合った姿から「付き合っているのではないか」という憶測が広がったのも無理はない面がある。

 しかし、競技そのものよりも関係性の方に注目が集まってしまうのは本末転倒であるし、そもそも選手のプライベートな問題に対してマスコミが過度に踏み込むべきではない。

 会見でのやり取りを受けてスタジオで議論が展開されると、小籔は「向こうから発表されてないアスリートに対して、ご関係を聞くのはゲスいと思います」と言い切り、「がんばらはりましたね、勇気もらいました、ありがとうございます、で済んだらええ話」と主張したのだ。

次ページ:シンプルだが核心

前へ 1 2 次へ

[1/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。