「紀子さまは愛をもって接してくださらない」 厳しいご指導に職員がため息 「ねぎらいのお言葉など、まるでない」

国内 社会

  • ブックマーク

ささやかれる退任説

 秋篠宮家のお世話をする皇嗣職のトップは、2024年2月に就任した吉田大夫である。西村泰彦宮内庁長官(70)と同じく警察官僚出身で、共に警視総監まで上り詰めている。

「西村長官は6月に70歳を迎えました。長官や侍従長、皇嗣職大夫などの特別職は定年が定められていませんが、70歳が目安とされており、間もなく長官も退任します」(前出の記者)

 後任には、総務省出身で現在ナンバー2の黒田武一郎次長(65)が就く予定。ところがそんな折、

「重職を担う吉田大夫にも目下、退任説がささやかれているのです。実際に秋以降、その去就は複数のメディアで報じられている。宮内庁に入る際は警察庁の先輩である西村長官の強い勧めもあったといい、その長官が辞めるタイミングで身を引くのでは、というのが根拠の一つになっています」(同)

「吉田さんは、遠ざけられている」

 もっとも、就任から2年足らずで皇嗣職トップが去るとなれば、紛うかたなき異常事態である。

「大夫は福岡県警本部長時代、工藤会壊滅作戦の指揮を執ったことでも知られます。警察庁を退官後、トヨタ自動車の顧問などを経て22年7月、宮内庁御用掛に任用されました。以来、一貫して秋篠宮家を担当してきたのです」(前出の記者)

 非常勤職員である御用掛から一気に側近トップへと昇格したのは、取りも直さず秋篠宮ご夫妻のご期待の表れであろう。それでも、

「ご夫妻との関係は現在、決して良好ではありません。むしろ吉田さんは、遠ざけられているといえます」

 とは、さる皇嗣職関係者である。

「吉田さんが御用掛に就いたのは、小室さんの問題が尾を引き、秋篠宮家への批判が沸き起こっていた時期でした。当時の加地隆治大夫は、いわばご夫妻のイエスマンで、騒動を収めるすべもなかった。すでに後任は吉田さんに内定しており、吹き荒れるバッシングを鎮める役割が、周囲から期待されていました。吉田さん自身、ご一家の置かれた状況を改善したいとの思いから、兼職が可能な御用掛の期間も、民間での役職を投げうって宮家の仕事に専念してきたのです」(同)

「紀子さまに疎まれてしまった」

 ところが、

「吉田さんは『このようにしたらいかがでしょうか』と、ご夫妻に提案を重ねてきました。ですが、そうした進言をするうち、ご夫妻から距離を置かれるようになり、とりわけ紀子さまに疎まれてしまったというのです」(前出の皇嗣職関係者)

 そんな“関係”を如実に物語る出来事が、つい先頃起きていたという。

 後編【「皇嗣職トップは紀子さまに疎まれてしまった」 退任説の背景にある「招待状事件」とは】では、吉田大夫の退任説について、詳しく報じる。

週刊新潮 2025年11月20日号掲載

特集「荒涼たる秋篠宮家 紀子妃に疎まれた皇嗣職トップ」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。