電話を切った長州力は「ドーム押さえてくれ!」と吼えた…プロレス史に輝く「伝説の10・9」が“東京ドーム開催”に決まった衝撃の舞台裏を完全再現
運命を決めた一本の電話
歴史的な「団体対抗戦」は、1本の電話で決まった――。
1995年10月9日、東京ドームで行われた「新日本プロレス 対UWFインターナショナル(以下Uインター)」の団体対抗戦は、6万7000人(主催者発表)もの観客が会場を埋めた。その詳細を描いた書籍『10.9 プロレスのいちばん熱い日 新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争 30年目の真実』(スタンダーズ)が話題を集めている。
「デイリー新潮」のプロレス・コラムでおなじみ、瑞佐富郎氏の新著だが、副題に『新日本プロレス対UWFインターナショナル全面戦争 30年目の真実』とあるように、あの試合から今年で30年。...

