フジテレビ激震、ドラマの制作費を1000万円削減も 俳優を悩ます「手取り」問題
制作費が窮乏
人権侵害問題と視聴率低迷によって2024年度の赤字が約328億円に達したフジテレビが、制作費の削減に踏み切ることを検討している。プライム帯(午後7~同11時)の1時間ドラマは原則1回2000万円近くにまで下げる見通し。現在は同3000万円程度で、テレビ東京を除く他局と同水準。俳優のギャラなどに大きく関わる問題である。【高堀冬彦/放送コラムニスト、ジャーナリスト】
***
フジの制作費は既に減っている。人権侵害問題の前だった2024年度の第1四半期(4~6月)の制作費は約161億円あったが、今年度同期の制作費は約146億円。...

