小泉進次郎氏に「出馬に関して、妻と話し合ったのか」と聞くと、顔が曇り… 「滝川さんはいい顔をしていない」との指摘も

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盤石な体制

 小泉陣営には大物が名を連ね体制も万全だ。

「“役員名簿(案)”によると、選対顧問には小泉氏の後ろ盾である菅氏を含む3名が就任。選対本部長は加藤氏が務め、その下の本部長代理には野田聖子元総務相(65)や河野太郎前デジタル相(62)ら6名が名を連ねています」(前出のデスク)

 事務総長は三原じゅん子こども政策担当相(61)。事務局長は田中良生衆議院議員(61)が担う。このほか、副部長、事務総長代理、副事務総長、事務局長代理、事務局次長と細かく役職が設けられており、落選中の前職も含めて総勢69名に何らかの役職が割り振られているのである。

「陣営内にはさまざまな『班』が立ち上がっています。その一つが“SNS対策班”。山下貴司元法相(60)が班長です。前回はPR企業が広報活動を仕切っていましたが、今回は選挙プランナーの松田馨さんがSNSなどのアドバイスを行っています」(同)

滝川クリステルは「夫の出馬にいい顔をしていない」

 実際、小泉氏はSNS対策に力を入れている。

「スマートフォン向けの短い動画を投稿・共有するTikTokの公式アカウントも立ち上げました。小泉氏は公約にうたった、全国で国民の声に耳を傾ける『なまごえプロジェクト』に関する動画の投稿を開始しています」(前出のデスク)

 小泉氏がプロジェクトのスタート地点に選んだのが千葉県船橋市の「船橋漁港」だ。21日午前、コノシロの水揚げに立ち会った後、漁師らの声に耳を傾けたのだった。彼らは漁獲量制限に関する不満や青潮による被害を口々に訴えたが、小泉氏はうなずくのみ。その場にいた漁師の一人に聞くと、

「現場で周囲の作業音がうるさかったので、お互いの声が聞き取りにくかったところもありましたね」

 国民の声が小泉氏にきちんと届いているのか、実に心もとないのである。

 もっとも、妻の滝川クリステル(47)の話にも真剣に耳を傾ける必要があるようで、

「小泉氏は滝川さんとの間に長男と長女がいます。特に下の子は1歳とまだ幼く、育児にも彼は積極的に参加していましたからね。彼女は夫の出馬にいい顔をしていないといいます」(自民党関係者)

 本誌(「週刊新潮」)は小泉氏に直接、“総裁選の出馬に関して、妻とよく話し合ったのか”と聞いた。すると、氏の表情はみるみる曇り、こう言葉を絞り出したのだった。

「仕事と育児の両立が大変だというのは、政治家に限らず、世の中すべての子育て世代の皆さん、働く世代の皆さんが感じていることだと思います。その中で日々、必死に両立されている方々の環境をどうやって良くするか。私は自分のことより、そういったことを考えていきたいと思います」

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