外国人の「年金の抜け穴」見直しも…残る課題は“生活保護予備軍” 「毎年6000億円近い支出を強いられる計算に」
一時帰国で脱退一時金を受け取れる“抜け穴”
今国会で成立した年金改革法。その中に一般紙が取り上げない重要な項目があった。「脱退一時金制度の見直し」である。
同制度の問題は昨年7月の「週刊新潮」が指摘した。日本人には年金に加入しない自由も脱退する権利もないのに、外国人労働者が年金から「脱退」すると「一時金」が受け取れる。外国人は定期預金よろしく年金を解約できるとは公平性を欠くのでは――。そこが記事の一つのポイントだった。(関連記事【生活保護が高齢外国人に渡ることに… 年金制度を食い散らかす外国人の「脱退一時金」とは】)
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