「休みは韓国カジノ」「先輩が後輩にLINEで指南」 フジテレビの「オンラインカジノ汚染」はどこまで? 逮捕のプロデューサーは年収1800万
これが「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチコピーでやってきたテレビ局の成れの果てか。正念場となる株主総会を目前に控えるなか、社員2人がオンラインカジノ賭博で立件されたフジテレビ。書類送検された山本賢太アナウンサー(27)はオンラインカジノの遊び方について、先に逮捕されたプロデューサーから「アドバイスを受けていた」と供述し、プロデューサーは「職場の先輩から教えてもらった」。いったいこの会社の常識は…。
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「職場の先輩から誘われた」と供述している山本アナの“師匠”
23日に常習賭博容疑で逮捕されたプロデューサーは、「ぽかぽか」の総合演出などを務めていたバラエティ制作部企画担当部長の鈴木善貴容疑者(44)。
「昔から韓国のカジノに行くのが好きだったようで、『職場の先輩から韓国に行かなくてもオンラインカジノで賭けられると誘われて始めた』『周りにもやっている人がたくさんいたので大丈夫だろうと続けてしまった』と供述しています」(警視庁担当記者)
捜査で明らかになった賭け金は凄まじい額だ。入金したのは約1億円、出金は7600万円で2400万円の負け。メインの種目はバカラで、スロットゲームにもハマっていたとのことだ。鈴木容疑者のギャンブル好きは社内でも有名だったようで、
「年収は1800万円くらいあったと思うが、借金を抱えていて大変だと聞きました。捜査を受けている段階から会社に『辞めたい』と話していたようですが、退職金が欲しかったからではないか。ただ今回の逮捕で懲戒解雇となる可能性が高く、目算は外れそうです」(フジ社員)
山本アナもギャンブル中毒者「5分の空き時間があれば…」
一般的に賭博罪での立件は書類送検が相場である。警視庁が逮捕に踏み切ったのは金額だけでなく「悪質性」を重く見たと言う。
「鈴木容疑者はフジの聞き取り調査で『もうオンカジはやめました』と言っておきながら、警察の調べを受けるまで会社に嘘をついて続けていた。『バレないだろうと思って、会社をなめていた』『私はギャンブル依存症だと思います』とも話しています」(前出・警視庁担当記者)
一方の山本アナの容疑は同じ賭博罪でも「単純賭博」で書類送検にとどまった。だが、山本アナもなかなかのギャンブル中毒者だ。
「入金は約1250万円で出金は850万円、400万円の負け。こちらも韓国旅行でバカラにハマったとのこと。鈴木容疑者と違ってスロットゲームには目もくれず、バカラ一本勝負だったようです。『短時間で勝負が決するドキドキ感にハマった』『5分くらいの空き時間があればサイトにログインしていた』と供述しています」(同)
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