2クール連続主演でいよいよブレイク? 勝負所を迎えた“元ダンス部女優” 同い年には「橋本環奈」「永野芽郁」が
現在放送中の「パラレル夫婦 死んだ“僕と妻”の真実」(フジテレビ/関西テレビ制作)に続き7月期の「恋愛禁止」(日本テレビ/読売テレビ制作)でも主演を務める女優の伊原六花(26)。2クール連続だが、1時間の連ドラ主演は初となる。
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【写真】あれからもう8年…大ブームを巻き起こした登美丘高校ダンス部による「バブリーダンス」
伊原といえば“バブリーダンス”で名を馳せた大阪府立登美丘高校のダンス部出身であることを覚えている人も多いだろう。芸能記者は言う。
「彼女は高校時代、100人を超えるダンス部を率いるキャプテンでした。高3の2017年、80年代のバブル期を彷彿させる肩パッド入りのボディコン衣装で荻野目洋子の『ダンシング・ヒーロー』をキレッキレに踊るバブリーダンスを披露し、『全国高等学校ダンス部選手権』で優勝、『日本高校ダンス部選手権』では準優勝を果たしました。その後、バラエティ番組で取り上げられ、荻野目と一緒に踊ったり、YouTubeなどでも彼女たちのダンスは話題となりました。この年の『NHK紅白歌合戦』には郷ひろみのバックダンサーとして出場しました」
当時、彼女は「ただの高校生が『紅白歌合戦』に出場させていただいて本当に嬉しいです」とコメントしている。
「バブリーダンスをきっかけに彼女は現在所属する芸能事務所フォスターからスカウトされ、高校卒業後に芸能活動をスタート。18年7月期の『チア☆ダン』(TBS)でドラマデビューしました。チアリーダー部員という役柄はピッタリでしたね」
翌19年には歌手としてもデビューし、同年前期の朝ドラ「なつぞら」(NHK)にはヒロイン(広瀬すず)が入社したアニメ会社の先輩として出演した。上々のすべり出しだ。
舞台で挫折
「広瀬の所属事務所がフォスター系列ということで、バーター出演と報じたメディアもありました。正直言って、当時はまだ演技はそれほどでもありませんでしたから」
この頃から伊原はドラマ出演を続けつつ映画や舞台に活動の幅を広げていった。
「20年にはブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー Season3』のオーディションで念願だったミュージカルのヒロインを射止めます。しかし、コロナ禍で全公演が中止に。この辺りで少し歯車が狂ったのかもしれません。21年の舞台『友達』にはベテランの山崎一やキムラ緑子、林遣都や有村架純らと共に最年少キャストとして舞台に立ったものの、自分の実力不足に愕然としたそうです。そこから舞台を見たり、演技を意識するようになったといいます」
転機は23年後期の朝ドラ「ブギウギ」(NHK)だった。彼女はヒロイン(趣里)の後輩であり親友となるダンサー役を演じて注目された。
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