「雅子さま」の植樹祭ご欠席で陛下が“異例”の御言葉 「それだけ申し訳ないとのお気持ちが強かったのでは」
ご体調とご公務のバランス
懸念されるのは、戦後80年の節目となる今夏にかけて“慰霊の旅”が続くこと。6月に沖縄と広島、7月は旧ソ連による抑留で約2000人の日本人が亡くなったモンゴル、そして9月には長崎へのご訪問が計画されているのだ。
戦地への慰霊は、上皇上皇后両陛下の“平成流”と呼ばれたご公務を踏襲されたもの。まさに6月からは、天皇陛下と雅子さまによる“令和流”のご公務が本格的に幕を開けるのである。
「宿泊を伴う行幸啓であっても、上皇さまと美智子さまのように、必ずお二人が足並みをそろえるスタイルまで、踏襲される必要はないのではないかと考えます」
と話すのは、皇室制度に詳しい名古屋大学大学院の河西秀哉准教授だ。
「英国訪問では、天皇陛下がご公務中でも雅子さまは宿泊先で休憩を取られる場面もありました。国内でも同様にされてよいと思います。雅子さまご本人からは主張されづらいと思うので、周囲の方々からご提案したらよいのではないでしょうか。大事なのは、ご体調とご公務のバランスをうまくつけることだと思います」(同)
令和になって7年目の夏が始まろうとしている。
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