【霞が関インサイド】トランプ関税の影響は「経産省人事」にも?日米交渉の行方をにらむ事務次官候補の“本命”と“番狂わせ”
毎年6月から7月にかけて、霞が関の中央省庁の幹部人事が発令される。中でも「トランプ関税」に揺れる経済産業省には例年以上の注目が集まっていて、事務次官候補には“本命”がいる一方で、関税交渉の行方次第では“番狂わせ”も起こりうる状況なのだ。今年の人事は「凪」か「時化」か――。省内外の様々な力学が、現在進行形でせめぎ合っている。(桜井燈/ジャーナリスト)
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今年夏の経済産業省の幹部人事が霞が関界隈や産業界で注目を集めている。...