「個人への寄贈と言い張るのは難しい」 支援者から超高級スーツを送られた石破首相に専門家から疑念の声
「夏物もすでに完成」
浅利氏が明かす。
「いつお届けするのかまだ決まっていないのですが、女将さんたちからの要望ですでに夏物のスーツも出来上がっています。今回は『スキャバル』という最高級の濃紺の英国製生地を使いました。ウールでありながら通気性の良いタイプで、夏用に裏地を省いた“半裏仕立て”になっています。私の判断で前回よりも、若干大き目に作りました。座った際にも奇麗に見えるかな、と」
こんな秘話も語る。
「実は女将さんを通じて、石破さんご本人から細かいご要望を頂きました。左胸の裏側にたばこを入れる内ポケットも付けてほしい、と。これは、たばこを吸われる方がよくオーダーなさるものです。ただ問題は同時に、表面にあるフラップ付きの腰ポケットには携帯電話を入れたい、と仰ったことです」
「驚きのオーダーが」
浅利氏はその要望には驚いたそうで、
「携帯を入れるのは、内側の胸ポケットが基本です。いろんな方々が見ている時に、あんなところから携帯を取り出したら恥ですよ、と。それで私に任せていただいて、外側のポケットから携帯を出すことのないよう、携帯専用の内ポケットを作ったのです」
レジェンド級の職人が機転を利かせて、首相が国際舞台で着る夏の“勝負スーツ”が完成したというのだ。
「先日、毎日新聞の世論調査では内閣支持率22%と、政権発足以降最低を記録しました。消費減税案もついえた今、政権浮揚のために、石破首相は来たる6月のG7サミットでトランプ大統領との関税交渉に臨み、成果を上げたいところでしょう」(政治部デスク)
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