マクドナルド「ちいかわグッズ」が“即完売”からの“即転売” 東京の人には分からない転売ヤーが後を絶たない理由
マクドナルドが遠くて手に入らない
「ちいかわ」は、子供たちは言うに及ばず、大人からも高い支持を集めているコンテンツだ。東京駅のキャラクターストリートにあるオフィシャルショップは、常に賑わっている。そのため、ハッピーセットは発売前から争奪戦が予想されていた。そして、SNSでその人気ぶりが広がると、急いで入手しなければなくなると思ったファンと、早く買い占めて転売して儲けたいという転売屋が入り乱れて、カオスのような状態になったと思われる。
なぜ、転売が起きるのか。その理由はシンプルで、需要があるためである。また、こういった店舗の限定品は、地方など入手難易度が高い地域に住む人にとっては困った存在である。東京ならマクドナルドはあらゆる駅前にあるイメージだが、クルマを2~3時間ほど走らせないと店がない地域も普通にある。
限定グッズを転売屋から買う人が多いのは、そういった地域からの需要が一定数あるためだと思われる。また、ネット上では「グッズを転売すれば、実質タダでハンバーガーが食べられる」とコメントしている人もいた。浅ましい気がするものの、慢性的なコメ不足が起こり、物価高が続く現代においては、理解できなくはない気持ちだ。
しかしながら、転売屋に買い占められ、肝心の子供たちがハッピーになっていない状態は改善すべきであろう。例えば、子供と一緒にやってきた家族連れだけが買える専用枠を多少設けるなど、対策はいくらでもできるはずである。第2弾が発売される23日、大混乱が起きないことを祈りたいものだ。