ヤクザの前で名曲を熱唱 松山千春の動画を入手 所属事務所は「お付き合いの中で故人をしのび、出席した」
「暴力団との親和性」
もっとも松山自身の姿勢は一貫している。11年の全国ツアーのステージでは、こう述べているのだ。
「自分だって暴力団はいなくなった方がいいと思う。でも、よく考えてください。北海道から沖縄まで排除しろって、では、どこに排除しろというんですか」
この時期、全国では「暴力団排除条例」が施行されている。一般市民が暴力団と関係を持ったり、商取引を行うことを事実上禁止するもので、芸能界でも“絶縁宣言”する者が続出。
にもかかわらず、暴力団を擁護するかのごとき発言をした松山。コンプラにうるさいテレビに出なくても、十分やっていける自負があるのだろう。
「以前から、松山さんは暴力団との親和性が非常に高い人だと思います」
と語るのは、ジャーナリストの溝口敦氏だ。
「世間では、大人であっても“暴力団は社会悪として必要”という考え方の人がいますよね。松山さんも本心ではそう考えているように見えます。そんな彼のことを、暴力団は大事に扱ってくれますから、良好な関係を維持できたのでは」
「引退されていることから暴力団ではないと」
最後に松山本人に質すと、所属事務所から以下の回答が寄せられた。
「(一周忌を迎えた故人は)ご指摘の暴力団ではありません。今回の法要の施主であるご子息も一時期所属していましたが、引退されていることから暴力団ではないと承知しています。家とのお付き合いの中で故人をしのび、法要に出席させていただきました」
上場企業社長の首まで飛んだ動画流出騒動。義理人情を欠かさないところは相変わらずのようである。