「かつては年収2000万超えだったが、最近は…」 日テレ・安村アナは医学部に…局アナたちの“華麗な転身”の裏事情 「40代になればまったく違う部署への異動も」

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 かつての花形職業も、いまは昔ということか。キー局勤務の男性アナウンサーが、意外な“二足のわらじ”生活に取り組んでいる。

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病院スタッフの姿に心打たれて

「日本テレビの安村直樹アナ(36)のことですね。土曜朝に放送中の情報番組『シューイチ』をはじめ『Oha! 4 NEWS LIVE』にレギュラー出演する傍ら、今春から都内の私立大学医学部に通学しているんです」

 とはテレビ担当記者。

「内科医を父に持つ安村は、慶應大学総合政策学部在学中にも医学部への編入を目指したとか。ところが、就職活動で局アナ試験に挑戦し、日テレに採用された。それでひとまず、医師への道は封印したそうです」

 身長178センチという安村は、小学校から大学までラグビーを続けたラガーマンという顔も持つ。好きが高じて、すでにA級コーチの資格も取得済みだ。

「そんな経験が評価されて、令和元年と5年のラグビーW杯の際には日本代表戦の実況を担当。若い頃の日テレOBの徳光和夫さん(84)を彷彿させる、親しみやすさと安心感が最大の持ち味ですね」(日テレ関係者)

 キャリアはすでに中堅の域。それでも、改めて医療の道を目指したきっかけは、

「3年前に祖母を亡くした際、献身的に働く病院スタッフの姿に心を打たれたそうです。“医師になりたい”との思いが再燃し、仕事の傍ら受験勉強に励んだと聞きました」(同)

局アナの多彩な転身先

 とまれ、過去に局アナから医師に転身した例にはNHKで朝の情報番組「おはよう日本」のキャスターを務めた島津有理子(51)という先達が。平成30年に44歳で退職し東海大医学部に入学。昨春に卒業し、医師国家試験にも合格している。

 無論、医師以外にも局アナの転身先は多彩だ。再び先のテレビ担当記者が言う。

「フジテレビ出身の弁護士・菊間千乃(ゆきの・53)は平成22年に司法試験に合格。最近は情報番組のコメンテーターとしても活躍中です。テレビ朝日OBの丸川珠代(54)は参院議員に転身し、五輪担当相を務めたものの昨年の衆院選で落選。同じテレ朝で『報道ステーション』のキャスターを務めた富川悠太(48)は、転職先がトヨタ自動車という意外さで話題になりましたね」

 他に、TBSから映像プロデューサーに転身した国山ハセン(34)、NHKから三井不動産に移った近江友里恵(36)という異色の例も。

「かつて、キー局アナの年収は2000万円超でしたが、最近は1000万円台の前半ほど。第一線で活躍できる期間も短く、男女を問わず40代になれば管理職か、まったく違う部署への異動が待っています。といって、フリーへの転身はリスクが高い」(キー局幹部)

 医学部では4年次から実習が始まるため、安村アナは3年後には退職するとも。さすがに二刀流は難しいか。

週刊新潮 2025年5月15日号掲載

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