ギャルからドSの医者に…「橋本環奈」異例の「ヒロイン連投」で気になる事務所の“懐事情”
4月22日、橋本環奈(26)が主演の新作ドラマ「天久鷹央の推理カルテ」(テレビ朝日)が始まった。朝ドラ史上ワーストの視聴率を記録した「おむすび」(NHK)は3月28日に終わったばかり。間を置くことなくスタートしたわけとは――。
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【写真】見た目は朝ドラとほぼ同じ? “ドS医者”に転身した「橋本環奈」と比較してみると
「お前たち、医者、辞めろ!」
橋本演じる天医会総合病院の副院長で統括診断部部長の天久鷹央(あめく・たかお)が定例部長会議で発した台詞だ。超人的な知能や記憶力を持つ天才ドクターではあるが、二人称はすべて“お前”という鼻持ちならないキャラを演じている。この病院に赴任してきた三浦翔平(36)演じる内科医・小鳥遊優(たかなし・ゆう)がバディとなり、難事件を解き明かす医療ミステリーだ。
初回の視聴率は世帯6・3%、個人3・4%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)。民放プロデューサーは言う。
「及第点ギリギリの数字と言っていいでしょう。SNSでは《橋本環奈さんがまんま鷹央先生ですごい》《出演者のビジュが良くて目の保養》と好意的な意見も目立ちますが、これは橋本と同世代のアニメファンの声でしょう。アニメ版(TOKYO MXほか)は今年の1月期に放送されていましたから。しかし、視聴者の中には、橋本の白衣姿を見てギャルから栄養士になった朝ドラ『おむすび』のヒロイン・結を思い出した人もいるかもしれません。見た目が変わらないのに“お前!”ですから、違和感を覚えた人もいたでしょう」
まるで結ちゃんがドSになったかのよう……。
役になりきれていない
「橋本演じる鷹央先生は、知的障害や発達障害の人が特定の分野で突出した才能を示すサヴァン症候群の天才ドクターということですが、プロの目から言わせていただくと、彼女がその役柄をきちんと会得しているのか疑問です。長台詞も随所にあり、淀みなく言えていますが、役柄になりきれていないように思います。サヴァン症候群の医者が主人公のドラマといえば、2018年7月期に放送された山崎賢人が主演の『グッド・ドクター』(フジテレビ)があります。彼は見事に役を自分のものにしていて、見ているほうもぐいぐい引き込まれました。それに比べると、橋本は未だギャルのまんまで、台本に書かれた台詞をただ読んでいるかのように見えます」
かなり手厳しい。
「確かに橋本だけに責任を押しつけるのは可哀想かもしれません。朝ドラ『おむすび』がクランクアップしたのは2月11日。それからひと月ほどで『天久鷹央』の撮影が始まっています。これほどスケジュールがタイトでは、役が身につくはずもない。それに1年近く撮影が続いた朝ドラのヒロインが、ここまで間を置かずに民放GP(ゴールデン・プライム)帯の連ドラに主演するなんて聞いたことがありません」
史上ワーストとなってしまった「おむすび」のイメージを払拭するため、新しい仕事を入れたのではないのだろうか。
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