「他局ならいつ打ち切りになってもおかしくない」…「青井実アナ」問題で揺れる“超低視聴率”フジ「イット!」の今後

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いい人キャラの崩壊

「お坊ちゃまの元NHKアナというキャラに馴染めない視聴者も少なくないでしょう。3月31日には中居問題に端を発したフジの第三者委員会の会見が行われ、『イット!』に続いて放送された緊急特報でも青井アナがMCを務めました。しかし、彼がコメントすると自局の問題なのに他人事のように聞こえてしまう。もちろん彼自身はフジの社員ではありませんが、この問題を取り上げることに自己陶酔しているようにも見えました」

 なぜフジは青井アナを引き入れたのだろう。

「NHKの人気アナで全国区の知名度がある上、民放向きの軽さもある。主婦層をターゲットにした夕方のニュース番組の顔としてピッタリだと思ったのでしょう。ただし、アテは大きくハズレてしまいましたが……」

 これに加えて今回のパワハラ報道である。

「NHK時代の不祥事が発覚して“いい人キャラ”が崩れ、榎並アナ降板の反動で人気も失った上、スタッフへのパワハラで“悪い本性”が画面越しに感じられるようになってしまいました。パワハラは昨年5月ごろから始まっていたそうですから、視聴率低迷の要因としては、スタッフのモチベーション低下、MCとの関係性の悪さも挙げられるでしょう」

 フジは青井アナに対して「共演者との関係についても適正なコミュニケーションに務めてほしい」と求めたという。

「スタッフを敵に回しては番組の立て直しは難しいでしょう。これほど低視聴率の番組をリニューアルして残すことも考えにくい。青井アナは謝罪の翌日、ゲスト出演した元衆院議員の金子恵美さんの名前を間違えるという凡ミスも犯しています。あれだけテレビに出ている元議員の名前を間違えるというのは、報道番組のMC失格と言われても仕方ありません。アナウンサーとしての力量にも疑問符がついています。パワハラのイメージがついてしまった以上、バラエティも難しいし、他局も起用するとは考えにくい。ただし、彼の場合、たとえアナウンサーの仕事を失っても生活に困ることはないでしょうが……」

 ちなみに、古巣のNHKは青井アナの謝罪について真っ先に詳報した。

デイリー新潮編集部

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