激減したCAの仕事、副業を始めるも「胸が大きすぎて」ウェディングドレスが入らず「じゃあ、グラビアやるか」
最初はDVD
――どういうことですか。
胸が大きすぎて、ドレスの後ろの紐を締められなくて……。その時は、なんとか後ろを映さずに綺麗に見えるように撮ってもらいました。でも、バックショットが撮れないので、「2回目はないな」と思いました。それで、「じゃあ、グラビアやるか」となったんです。
――撮影までどのような流れだったのでしょうか。
ウェディングドレスの仕事で出会った方に「グラビアやる?」と言われて、「お願いします」と答えました。そしたら「知り合いを繋ぐね」と言われて、制作会社の人を紹介してくれました。その方がDVDのメーカーの人を紹介してくれて、メーカーさんと面接して……という流れですね。
――すぐに決まったのでしょうか。
はい、決まりました。でも、制作の方には「グラビアのDVDはすぐに決まらないのが普通だから、3社くらい面接に行くけど落ち込まないでね」と言われていました。でも、1社目でいきなり2本の仕事が決まったんです。
――すごいですね。では、すぐ撮影となったのですか。
はい、トントン拍子で進みました。
――事前の打ち合わせなどはありましたか。
フィッティングなどはありました。でも、最初はよく分からなかったので、制作の方に「最初だからこれくらいの露出がいいと思うよ」と言われたので、その通りにしました。
――初めての撮影はどうでしたか。
ごく普通でした。胸に砂がついている、いわゆる「砂ブラ」というものです。
――大胆な衣装です。
もっと過激な人もいれば、もっと控えめな人もいて、私はちょうど中間くらいだったと思います。でも、胸が大きいので「すごいやってる」ように見えただけかもしれません(笑)。
バレたらまずい
――砂は自分でつけたのですか。
あれは、「砂をつけて」と言われたわけではなく、気づいたらついていました(笑)。初めての撮影だったので、全部お任せしていた感じです。でも、初めての割には「うわ、これ嫌だな」「これ無理だな」と思うことが一つもなかったのは覚えています。
――出来上がった作品を見てどう思いましたか?
やっぱりプロの方に撮ってもらっただけあって、すごくきれいに撮れていました。
――デビューの年はいつになりますか。
撮影は2021年12月で、デビュー作品が出たのは2022年2月になります。
――どこで撮影したんですか。
沖縄です。自社便の飛行機を使えたので、福利厚生を使って無料で行きました(笑)。
――撮影スタッフは何人くらいでしたか。
6、7人くらいでしたね。グラビアのDVD撮影は、現地にスタッフが2週間くらい滞在して、女の子が3日ごとに入れ替わって撮影するスタイルでした。
――撮影中、何か指導がありましたか?
「バランスボールに乗ってポヨポヨしてみて」とか(笑)。
――その時はまだCAを続けていましたが、バレたらまずいと思いましたか。
はい、めちゃくちゃ思っていました(笑)。
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第5回【「フライト」が「地上勤務」に突然変更…会議室で部長がPCをくるりと回し、映っていたのは「自分のグラビア写真」だった】では、職場に副業がバレてしまった時のことを詳細に語っている。
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