MLBスカウトが熱視線を送る「意外な選手」二人の名前 「派手で華々しい選手ばかりが高く評価されるとは限らない」
意外な二人の選手
米MLBの日本開幕戦のテレビ中継が視聴率30%に迫り、ドジャースの大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希、カブスの鈴木誠也、今永昇太ら日本人選手の活躍に多くの人々が見入った。
「一方でフィリーズの青柳晃洋やナショナルズの小笠原慎之介は開幕をマイナーで迎えました。今シーズンのオフには、ヤクルト・村上宗隆や巨人・岡本和真がポスティングシステムでのメジャー移籍を取り沙汰されています。そんな中、“意外な”二人の選手がMLBの各球団から熱い視線を送られているのです」
とはスポーツ紙記者。
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「メジャーでも高い順応性を見せそう」
まずは西武・今井達也(26)だ。
「昨季は自身初タイトルとなる最多奪三振を獲得。3月5日には『ラグザス侍ジャパンシリーズ』の対オランダ戦で、2回無安打3奪三振という見事な投球を見せました。今季はキャッチボールのような力感のない投球フォームながら150キロ台後半の剛速球を連発するスタイルが板につき、日本を代表する投手へ進化しつつあります」(前出の記者)
ナ・リーグ球団の環太平洋担当スカウト氏が言う。
「ストレート、スライダー、チェンジアップ、フォークといった多彩な球種一つひとつのレベルが非常に高く、器用でセンスの良さもある。毎年のように投球フォームを変え、試行錯誤するなど思考力が高く、引き出しも多いので、メジャーでも高い順応性を見せそう」
ただし、と続ける。
「ネックは以前からメジャー移籍を熱望する1歳下の平良海馬でしょう。同時期に同一球団が複数選手のポスティングを認めることはないでしょうから」
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