老いた親に「好きな人」ができたら…親孝行のチャンス? “恋バナ”と“メイクの助言”をすべきわけ
洋服をコーデし、親の目につくところに置いてあげると
年をとり、認知能力が低下してくるにつれ、何事も億劫になり、「めんどくさい」と思うようになります。オシャレに対してもそうです。たんすを開ければ、たくさん服があるのに、同じ服ばかり着ている。そのかっこうがラクだからです。
他にもっといい服があっても、選んでコーディネートすることが「めんどくさい」のです。服のコーディネートというのは、意外に頭を使うものです。特に女性はそうだと思います。
トップスとボトムスの色や丈の組み合わせなどバリエーションが多いですから。「めんどくさい」親に代わって、子がコーディネートするのも、親をきれいにしてあげる恩返し。
親のたんすの中から服を見立ててコーディネートし、「明日出かけるとき、これを着てね」と、親の目につくところにかけておく。素敵な服を着れば、気分が上がりますし、出かけるのが楽しくなります。オシャレへの関心が復活するきっかけになるでしょう。
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この記事の後編では、引き続き『親への小さな恩返し100リスト』(主婦と生活社)より、帰省シーズンの今こそ参考にしたい「おすすめ親孝行3選」をお届けする。親が元気なうちにこそ実践すべき“小さな恩返し”とは――。