実は「外交ブレーン」の力不足だった? 安倍昭恵さんのトランプ氏面会で“メンツをつぶされた”石破首相の「事情」

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“外交のエキスパート”のはずが

 それでもいまだ閣僚ポストが縁遠い理由は「2度の選挙区の変更」や、「得意なはずの安全保障政策でポカが目立つから」(ともに自民党幹部)などと伝わる。

「米軍普天間基地辺野古移設計画の見直しを訴えたことも。菅さんは“アイツは何を言ってんだ?”とあきれていました」

 以降、長島氏は自身と同じ国防族の石破首相に接近。今年9月の自民党総裁選では石破氏の推薦人を務めた。首相補佐官ポストはその論功行賞だったわけだが、先の政治部デスクは言う。

「石破首相は長島氏の訪米前に南米諸国を歴訪し、帰途での面会をトランプ氏に打診して断られた。ところが今月15日、安倍昭恵さんが、トランプ夫妻とフロリダの私邸で面会し、石破首相のメンツは丸つぶれ。長島氏がトランプ陣営とパイプを築けていたら、首相の評価は大きく変わっていたはず」

 帰国後、長島氏が石破首相に許された報告時間はわずか20分だったという。

週刊新潮 2024年12月26日号掲載

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