DeNA次期監督候補がCS中に敵味方のヒンシュクを買った行動とは? 石井琢朗コーチ(53)と広島の独裁オーナーの“密会”疑惑に波紋

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今永、バウアー退団で来季はBクラスの危機?

 リーグ3位から日本シリーズに進出した17年の再現を狙ったDeNAはCSで広島に2連敗を喫し、あっけなく終戦となった。3戦目の先発に控えていたトレバー・バウアーにバトンを渡すことさえできなかった。優勝候補に挙げる評論家が多かったシーズンで、期待を裏切るファーストステージ敗退。レギュラーシーズンでも最終戦に負けたことで2位の座を逃すなど、勝負弱さばかりが目立った。

 DeNAの直近のリーグ制覇は1998年で、12球団で最も優勝から遠ざかっている。下馬評が高かった今季は開幕にサイ・ヤング賞右腕のバウアーを補強。三浦大輔監督(49)が就任した21年以降、最下位、2位とステップアップし、四半世紀ぶりの頂点への機運は高まっていたのだが……。

 さるNPB球団元監督はこう語る。

「今年は優勝しなければいけなかった。投手陣が充実していただけに、絶好のチャンスだった。来年は今永(昇太)がメジャーに行くことが確実で、バウアーも移籍に傾いている。フロントは山崎(福也=オリックス)ら先発投手優先でFA補強を探っているようだが、ライバル球団が多く、獲得の保証はない。補強なしで今永とバウアーに退団されると、来季はAクラス入りもおぼつかない。当分、また勝てなくなるかもしれない。やはり勝つなら今年だった」

 三浦監督は今季から複数年契約を結ぶ。年数は明らかになっておらず、来季は進退が懸かるかもしれない。次期監督の有力候補には石井コーチの名が挙がっている。この元監督の「そんな立場に置かれている人がチームに悪影響を与えかねない行動を取ることは慎むべきだった」との言葉を、同コーチはどう受け止めるのか――。

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