享保の大火と大塩平八郎の乱と戦争を乗り越えた「樋屋奇応丸」 哀愁ただよう“赤ちゃん夜泣き”CMソング秘話

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♪赤ちゃん夜泣きで困ったな/かん・むし・乳吐き弱ったな/ヒヤ、ヒヤ、ヒヤの、ひや・きおーがん

 リズミカルなメロディーは、どこか切なさと哀愁を帯びている。マイナーコードだからだろう。テレビで見るとつい歌ってしまうこのCMソング、大阪市の天満に本社を置く樋屋製薬が販売する「樋屋奇応丸」という家庭薬のものだ。関西ではじつに90%の認知度があるというが、創業400年をほこる同社の歴史の中でどのように生まれ、親しまれてきたのだろうか。【中西美穂/ノンフィクションライター】...

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