【LOTTE TIMES】名医が教える“ぎこちない笑顔”の原因(順天堂大学教授・小林弘幸さん)

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 約4年間続いたコロナ禍もようやく収束の兆しを見せ、日常生活が戻りつつある。そんな中で、久しぶりにマスクなしで会った友人や知人と談笑している時、どこか表情が違うような違和感を覚えたことはないだろうか。

長いマスク生活で表情筋が衰えている

「それはコロナ禍による長いマスク生活で他人と話す機会が減ったことで、表情筋が衰えているからです」

 こう指摘するのは、順天堂大学医学部の小林弘幸教授だ。小林教授は自律神経研究の名医として知られ、東京都医師会理事や日本スポーツ協会公認スポーツドクターを務め、著書に「リセットの習慣」(日経BP日本経済新聞出版)などがある。

「表情筋は顔の目や口、鼻などを動かす筋肉です。顔には30種類以上の筋肉があり相互に作用し、人間の複雑な表情を作り出していますが、そもそも日常生活では表情筋全体の30%しか使っておらず、使わないと衰えて皺やたるみの原因になるのです」

 つまり、ぎこちない笑顔の原因は表情筋の衰えにあった訳だ。表情筋を鍛えるには、

「エクササイズや美容器具を使うこともありますが、もっと簡単に日常生活に取り入れられる方法があります」

 次頁で、小林教授にその方法などを詳しく聞こう。

次ページ:脱マスクで変化した、人々の意識と、「口元」

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