「広末涼子」不倫問題、専門家が語る今後のシナリオ キャンドル・ジュン氏は「謝罪がない」鳥羽氏と“不貞の妻”に何を請求できるのか
離婚に至るシナリオ
「そもそも不倫など“不貞”を働いた側の意向だけで離婚はできないというのが、法律上の大前提です。より正確にいえば、もし広末さん側の訴えが通ることがあったとしても、一番下のお子さんが“自立可能”と判断される20歳になるまで、裁判所が離婚を認めることはありません」(田村氏)
つまりジュン氏の同意なくして、すぐの離婚は法律的には不可能という。ただし田村氏は「広末夫妻が最終的には離婚へと至る」可能性は高いと話す。
「一方の意志が固ければ、実質、離婚と同じ別居生活へと移行し、離婚に向けた話し合いが継続されるケースが現実には最も多い。会見でも子供たちのことを気にかけていたジュン氏ですから、子供らの気持ちに加え、生活環境面などで納得できる案や条件が示されれば、離婚に応じることは十分に考えられます」(田村氏)
仮に離婚という不本意な結論に至っても、ジュン氏には広末と鳥羽氏双方に慰謝料を請求する権利が残される。
微々たる慰謝料
日本の場合、離婚の原因が浮気などの不貞行為だったとしても、浮気された側が請求できる慰謝料の額は驚くほど少ないという。
「ジュン氏が広末さんと鳥羽氏に慰謝料を請求したとして、ジュン氏が受け取れるのは2人分を合わせて計300万円程度です。過去の判例に則ると、不倫における慰謝料でこれ以上の額を取ることはできません。その分、財産分与の名目で、ジュン氏が広末さん側からより多くのお金を受け取ることは可能です」
とはいえ、ジュン氏の目的はお金でないと考えられるため、離婚に向けて焦点となるのは、子供の養育をめぐる問題と予想される。
「もし子供たちが“広末さんと一緒に暮らしたい”といえば、子供との面会条件などで交渉の余地が生じるでしょう。最近では離婚しても子供の学校への送り迎えは交代で行うなど、相応の頻度で会うケースも増えている。離婚の原因をつくったのは広末さん側とされているため、面会などの条件はジュン氏の希望が最大限考慮されることになるのではないでしょうか」(田村氏)
夫婦のことは当人たちにしか分からないかもしれないが、それによって子供に多大な影響を及ぼすことは避けられない。広末夫妻の今後の決断に注目が集まる。
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