父親は名古屋学院大学長…春ドラマは“2本掛け持ち”「赤楚衛二」が歩む道とは

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 春ドラマで注目される大物俳優といえば、月9「風間公親―教場0―」(フジテレビ)に主演する木村拓哉(50)と、日曜劇場「ラストマン―全盲の捜査官―」(TBS)の福山雅治(54)だろう。もっとも業界関係者は、今期は2本のドラマでワキを務める赤楚衛二(29)に注目しているという。

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 赤楚は朝ドラ「舞いあがれ!」(NHK)でヒロインの幼なじみで夫となった歌人の貴司君を演じていた。いかにも繊細で母性をくすぐるタイプの役どころだったが、4月からは先述の「風間公親―教場0―」でキムタクのバディ刑事役を、さらに、山田裕貴(32)主演の金曜ドラマ「ペンディングトレイン―8時23分、明日 君と」(TBS)では正義感溢れる消防士役を務める。民放プロデューサーは言う。

「新ドラマでどんなキャラを演じるかはわかりませんが、脇役とはいえキムタクの月9とTBSの老舗枠で重要な役を掛け持ちとは、期待されている証し。なんといっても彼は、“ブレイクする法則”を2つも満たしている男ですからね」

 ブレイクする法則とは?

「まずは朝ドラで“ヒロインの相手役はブレイクする”法則です。山崎賢人や玉山鉄二、向井理、福士蒼汰、松坂桃李など、ヒロインの相手役を演じた多くの俳優がブレイクしてきました。『舞いあがれ!』ではヒロイン・福原遥が目黒蓮と別れた後の女子視聴率を一身に背負っていたのが赤楚でした」

 もうひとつの法則とは?

「“仮面ライダー出身俳優はブレイクする”という法則です。菅田将暉や吉沢亮、佐藤健などが仮面ライダーを演じました。赤楚も『仮面ライダービルド』(テレビ朝日)の仮面ライダークローズとして準主役を演じていました」

 鬼に金棒ということか。とはいえ、注目されたのは数年前という。

母性を刺激する役者

「2020年10月期のテレビ東京ドラマ、“チェリまほ”が初の単独主演でした。テレ東の深夜ドラマにもかかわらず、女子の胸キュンを独占し、国内ばかりでなく海外でも配信され話題となりました。ギャラクシー賞はじめザテレビジョンドラマアカデミー賞の最優秀作品賞などを受賞し、映画化もされました」

 この時、赤楚が演じたのは冴えないサラリーマンで、まるで子犬のような気弱な男子だった。

「以来、小芝風花主演の『彼女はキレイだった』(フジテレビ/関西テレビ制作・21年7月期)、江口のりこ主演の『SUPER RICH』(フジ・同10月期)、有村架純主演の『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』(TBS・22年7月期)に立て続けに出演し、“ヒロインの2番手の男”を務めました。これらもまた女性視聴者の母性を刺激しました」

 昨年8月、赤楚が「A-Studio+」(TBS)に出演した際、江口のりことのエピソードを明かしていた。

赤楚:「なんかあんた、スーパー子役やな」って(江口に)言われました。「この歳になってスーパー子役ってどうなんですか?」って聞いても「ええやん。スーパーついてんで」って……。

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