日テレ「DayDay.」好スタート 武田真一アナにタイミングよく強力な“援軍”

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 4月3日、日本テレビの新番組「DayDay.」(平日・9:00)がスタートした。2月にNHKを退職した武田真一アナ(55)を総合司会に抜擢した“おしゃべり感覚で見られる爽快・情報エンタメトークショー!”だ。果たして、業界のプロはどう見たか。

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 初回のオープニングトークは、番組キャラクター“デイくん”の前にスーツ姿で現れた武田アナと山里亮太(45)の2人によるものだった。しかも武田アナは、元NHKアナとは思えない姿を披露した。

山里:さぁ、いよいよ始まりましたね。

武田:始まりましたねぇ。ちょっと僕は今、ダメです。(かがみ込みながら)最高に緊張して……。

山里:始まった途端、何言ってんですか!

武田:緊張してダメですよ、本当に。

山里:ダメなことはないですよ。始まったら終わりますから。

武田:もう、すぐ終わって欲しい。

山里:何てこと言うんですか! 武田さん、どんな番組なのか説明していただかないと。

武田:はい、あのー、「DayDay.」、今日から始まりました。皆さまよろしくお願いいたします。情報、エンタメ、ニュース、皆さんと明るく楽しくお喋りしながらお伝えしたいと思います!

 最後は綺麗にまとめたところを見ると、いきなりの「緊張してダメ」はネタだったのだろうか。その後も武田アナは、つつがなく司会をこなした。民放プロデューサーは言う。

「初回から番組が上手く回ったのは、やっぱり武田さんの人の良さ、安定感に尽きると言っていいでしょう。独特の嫌味や臭さのある山里も、彼の前では蒼井優の夫で愛娘のパパになってしまいました。もう1人の司会、黒田みゆアナ(24)もニコニコと表情が良く、懸念された不遜な態度を見せることなく好感度も上がっているようです」

“動く大谷”が使える

 トップニュースは、この日、初ホームランを放ったメジャーリーガーの大谷翔平だった。

「実は日テレは、今春からようやくメジャーリーグの映像が使用できるようになったんです。ですから1発目に使いたかったのかもしれません」

 なぜ今まで使っていなかったのだろう?

「かつては巨人戦で高視聴率を稼いでいた日テレですが、メジャーには重きを置いていませんでした。メジャーの映像を使用するには代理店と契約しなければならないのですが、日テレは費用対効果が見合わないという理由で契約してこなかったんです。ですから日テレがメジャーで活躍する日本人選手を報じる際は、これまで写真を使っていたんです」

 いつ頃からだろう。

「松坂大輔や松井秀喜、上原浩治、イチローといった日本人メジャーリーガーが活躍していた2009年からですね。映像を使うのは週に1~2回がいいところだったので割高感はあったものの、日テレ以外の局はそれを承知で契約していました。ところが、大谷が二刀流で活躍するようになってから事態が変わりました。彼は投手だけでなく打者として毎試合出ますからね。彼の活躍を放送すると、各局とも視聴率が2~3%上がると言われていました。WBC後はもっとかもしれません。その間も日テレは、大谷の活躍を報じる際には映像でなく写真でした。流石にこれではまずいと代理店と契約を結び、他局と肩を並べたわけです」

 4月以降、日テレはメジャーの映像をガンガン使っているという。

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