日本に1台しかない「レクサス」を盗まれた男性の告白 オークションサイトでパーツが売られているのを発見、販売していた解体業者を突き止めるまで

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購入先は“大阪の業者”

 当の解体業者側に話を聞くと、

「話を聞かされて、私たちも驚きましたよ。この車のパーツはうちで働いている外国人スタッフが、大阪の日本人の業者から購入したと聞いています。その業者から買ったのは初めてのことだったとか。警察には購入時の領収書を見せて事情も説明しているんです。警察はそのスタッフにいくつも写真を見せて、どの人物から買ったのか尋ねていたので、大阪の業者の目星がついていたのかもしれない。ただ、最初から盗難車だと分かっていればパーツを売ったりはしませんよ。市議さんの看板も選挙の時に頼まれて置いただけですから」

 最後に被害男性はこう訴える。

「私の車は特別仕様だったので判別がつきましたが、そうでなければ見つけることはできなかったかもしれません。解体業者に対して、盗難車ではないか厳格に確認するよう指導するなど、きちんと対策を講じなければこうしたケースは後を絶たないと思います。また、これだけIT技術が発展した世の中では、知らぬ存ぜぬでオークションにかけようと、一般人でも盗難された車の行方を特定することができる。盗難車で金儲けすることは大きなリスクを伴うことを知ってほしい」

デイリー新潮編集部

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