宮内庁から改めて持ちあがる「秋篠宮さま」への違和感

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国民が知りたいこと

 国民が知りたいこととは、具体的にどういったことだろうか?

「悠仁さまの筑波大附属高への進学の経緯についてなど、あげればキリがありません。もちろん回答しても逆効果になることもありますから、余計なお世話と言ってしまえばそれまでですが……。ただそれでも、1つ選ぶなら、秋篠宮家と小室家とはこれからどのように付き合っていくのかといったことについてでしょうか。その点に多少なりとも言及があれば、国民も関心を持ったはずです。”せっかくの会見なのだから、ちょっとしたアピールがあっても良かったのに”という声も聞かれました」(同)

 今回のように秋篠宮さまのへの違和感が宮内庁内で持ち上がったのは、初めてではないという。

 今年4月、秋篠宮さまは紀子さまを伴い、4月20~23日のスケジュールで、三重県の伊勢神宮などを参拝された。皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)になったことを報告するためだが、東京から三重、奈良、京都、大阪を訪れるにあたり、使われた交通手段はクルマだった。これは皇室の泊りがけの移動では異例のことだ。

4日間で800キロの行程に

「クルマの場合、4日間で約800キロの走行距離となるわけですが、鉄道を利用すると見物人が集まって『密』の状態ができてしまう。秋篠宮さまはそれを是とされず、クルマでの移動を判断されたということでした」(同)

 そのご判断自体はコロナ禍を考慮したものなのだが、これに対しては庁内で異論があったのだという。

「側近や宮内庁の幹部は“電車が良いのではないでしょうか”と伝え、クルマによる移動のリスクについて進言したと言います。運転や警備について相当な負荷がかかるということですね。結果的にそうした意見が受け入れられなかったということもあって、宮内庁や警備等の関係者の中には不満を感じる者もいたようです」(同)

 秋篠宮さまは今回の会見で「皇室の情報発信」などについて宮内庁側とやり取りをしていることを明かされた。が、内部から聞こえてくるのは、”どことなくコミュニケーションがうまく行っていない”といった声のようだ。

デイリー新潮編集部

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