「香川照之」降板で「THE TIME,」はどうなった? 絶対に人には言えない「安住アナ」と「番組P」の心境

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香川のギャラは最低でも100万円

 なぜ「THE TIME,」の視聴率は上がらないのだろう。

「朝番組は生活習慣の一部なんです。若者情報が知りたい人は『ZIP!』(日本テレビ)、ニュースを手っ取り早く見たい人は『グッド!モーニング』(テレビ朝日)、朝は爽やかに迎えたいという人なら井上清華アナを中心とした『めざましテレビ』(フジテレビ)と棲み分けが出来上がっているところに、『THE TIME,』は乗り込んできた。かつての『ズームイン!!朝!』(日テレ)の列島リレーが好きな人は見るかもしれませんが、視聴習慣を変えさせることができなかった。そのため、誰がMCをやっても4%台のままなのです」

 数字の低さは香川だけの責任ではなかったというわけだ。

「それでも高額なギャラが発生した分、彼の起用は無駄だったと思います。TBSで同時間帯に放送されていた『朝ズバッ!』(2005~2014年)のみのもんたさんのギャラは、1本200万円と聞いています。『あさチャン!』(2014~2021年)の夏目三久アナは50~60万円くらいでしょう。香川の場合は、日曜劇場の常連俳優ということを考慮して、最低でも1本100万円。金曜だけとはいえ、年間5000万円です。これだけの予算が浮いたわけです。担当プロデューサーなら内心喜ぶところです」

 一方で心配なのは安住アナという。

ついに独立か

「彼が香川とどれくらい親しかったかは分かりませんが、『THE TIME,』で同じMCを務める同志という気持ちはあったでしょう。今年3月には『Nキャス』でコンビを組んでいたたけしさんを降板で失っています。たけしさんと仲が良かったことはよく知られていましたから、2つの番組で相次いで相棒を失ったことをどう考えているのか。彼は総合編成本部アナウンスセンター局長待遇ですから、香川の待遇も知っていたはずです。出世したとはいえ、たとえ『THE TIME,』を月~金曜で担当しようとも所詮はサラリーマンですから、年収3000万円を超えることはない。それどころか香川が降板したからと、週1日しかない休日を返上して引っ張り出される生活にも嫌気がさしてくるかもしれません」

「THE TIME,」を辞めればいいのでは?

「もともとやりたくなかったと公言していた『THE TIME,』ですから、番組を辞めれば心も体も楽になるでしょう。しかし、局を挙げてスタートした番組ですから、辞めるには独立するしかありません。彼は今、世間の反発を買わずに番組とTBSを辞めるタイミングを模索しているはずです。早ければ来年4月とか……」

デイリー新潮編集部

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